送 信 塔 見て歩き
新潟県 ・ 中継局


越後黒川テレビ中継局  2024年10月撮影

越後黒川中継局(民放の中継局名称は、単に黒川)は新潟県北部、胎内市(旧北蒲原郡黒川村)熱田坂の胎内山山頂に
設置されています。

櫛形山脈の東側、旧黒川村地域や新発田市の一部などをサービスエリアにしています。

この辺りは、胎内リゾートと呼ばれる大規模な観光エリアとなっています。そんな中、中継局はスキー場のてっぺんにあります。

はじめにかつてのアナログ中継局の説明です。
開局は、NHK・BSN・NSTの老舗3社が同時に1971年11月、TeNYが1984年11月、UXが1986年1月です。
先発局と後発局の開局時期が大きく離れていますが全社共用の中継局です。もしかしたら、後発局開局時点で
建て直されたのかもしれません。(未確認です。)

送信アンテナは、NHK2波とTeNY・UXが共用、BSNとNSTが共用の2グループに分かれています。(NHK組が上段)
形式はどちらも4L1段2面です。
受信は、NHKは約580m離れた地点で2波個別の8素子八木、民放は送信点でBSNは8素子八木2列、UHF3社は
共用1.8mプレートパラボラにて全局弥彦山受けです。

2009年12月に全社同時にデジタル化されました。

地図などを見ると山頂まで車道があるようですが、状況が不明なため時間の関係もあり今回は見送りました。

今回は、北側と西側からの遠景です。


スキー場正面(北側)から見た遠景です。

 


山頂部を拡大しました。

 


こちらは、西側からの遠景です。

 

全景を角度を変えて2枚。

デジタル中継局は、全社共用で新築されました。(アナログ中継局とは別の施設です。)

 

送信アンテナは、全社共用4L1段2面です。 角度を変えて2枚。

 

受信パラボラが上段に2mプレートパラボラ、下段に2.4mグリッドパラボラの2基設置されています。

資料では、どちらも全社共用の弥彦山放送波受けのようです。(スペースダイバシティとは違うような・・・。よく分かりません。)
 



山頂からゲレンデが広がっています。 山頂までリフトもあります。

中継局データ

テレビ NHK総合 NHK教育 BSN NST TeNY UX
チャンネル 54ch 52ch 56ch 58ch 60ch 62ch
出力 各局とも 10W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 BSN NST TeNY UX
チャンネル 16ch 14ch 18ch 25ch 31ch 33ch
リモコン
出力 各局とも 1W

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