送 信 塔 見て歩き
新潟県 ・ 中継局
一部の画像は、S様提供です。
妙高高原テレビ中継局 2005年6月(遠景)、2010年9月(遠景)、2010年11月(提供画像)、2016年8月(直接訪問)撮影
妙高高原中継局は、新潟県の放送局の中継局ですが県境を越えて、ほんの少し長野県側へ入った場所に設置され、
新潟県方向へ電波を飛ばしています。
これは、地形の関係で対象エリアへ電波をうまく飛ばせる場所が新潟県内には無かったからと思われます。
最初にアナログ中継局の説明です。
当中継局は、まずNHKが1971年11月に別の場所で開局しました。(場所は未確認です。) その後、1992年12月に
民放4社が、今の場所で開局しています。NHKは1993年3月に今の場所へ移転しています。その際、NHKは民放と
出力を合わせるため、増力しています。
なお、民放開局時にNHKの移転も予定されていたため全社共用の中継局になっています。(同時開局で、3月までは試験放送
だっだ可能性もあります。)
送信アンテナは、3セットに分かれており、上からTeNY・NT21共用、BSN・NST共用、遅れて開局のNHK2波共用は下段です。
アンテナの形式は、4L1段2面です。
受信は、全社共用の1.8mグリッドパラボラにて新井中継局受けです。
なお、当中継局では、NHK−Eでアナアナ変更があったようです。(前のチャンネルは26chだったようです。)
(県境から500mほどですが・・・。長野県側の長範山の山中にあります。)
信越大橋上から撮影。 1本の鉄塔に3つのアンテナが付いています。 2005年6月撮影
上信越道から見た遠景です。 手前は信越大橋です。 2010年9月撮影
拡大しました。分かりにくいですが、鉄塔が2本見えます。 2010年9月撮影
S様より、2010年11月のアナデジサイマル時代の画像の提供を受けました。紹介します。
当中継局ではアナログ同様、NHKを含め全局共同でデジタル中継局を新築しました。アナログ中継局の隣接地です。
2008年3月にデジタル化されました。
林道から見た全景です。手前がデジタル中継局です。奥にアナログ中継局があります。(アナログ中継局は、鉄塔のみ見えています。)
アナログアンテナの様子です。
アナログアンテナは、地面から建つ14m鉄塔にあります。(デジタル局舎と重なっていますが、局舎屋上に鉄塔はありません。)
ここからは、2016年8月撮影の当方の直接訪問の画像で紹介します。
国道18号線を数百メートル長野県側に入ったところの林道入り口から登っていくと見えてきます。
全景を角度を変えて2枚。 |
また、上記のような表示が、新潟県の各中継局にありました。 |
デジタル局舎裏に空き地があります。 アナログ中継局跡と思われます。
ところで、当中継局では、デジタル開局当初から送信鉄塔の1.8m四角アンテナ×2で新井中継局を受けていましたが、
何か不都合があったらしく2008年11月に、山頂方向へ約500m離れた同じ林道沿いに4mグリッドパラボラを設置しました。
(当中継局は、送受信チャンネルが同じの、いわゆるSFN中継局ですが、回り込み等の不都合があったのかもしれません。)
現時点でも送信鉄塔に四角アンテナがありますので、併用しているのかもしれません。
遠くに、親局の高床山が見えます。
林道沿いには、国土交通省(旧 建設省)の無線局もあります。
時間の関係で訪問しませんでしたが、林道から少し入ったところには、NTT無線局もあるようです。
当中継局は、長野県内に設置された新潟県向けの中継局です。
これとは反対に、デジタル新局として設置された「信濃町中継局」は、新潟県妙高市に設置された長野県向けの中継局です。
中継局データ
アナログ | NHK総合 | NHK教育 | BSN | NST | TeNY | UX |
チャンネル | 28ch | 40ch | 22ch | 24ch | 32ch | 34ch |
出力 | 各局とも | 10W |
アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。
デジタル | NHK総合 | NHK教育 | BSN | NST | TeNY | UX |
チャンネル | 43ch | 42ch | 44ch | 45ch | 47ch | 49ch |
リモコン | 1 | 2 | 6 | 8 | 4 | 5 |
出力 | 各局とも | 1W |
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