送 信 塔 見て歩き
新潟県 ・ 中継局


土樽テレビ中継局  2007年4月撮影(遠景)、2016年8月撮影

土樽中継局は、南魚沼郡湯沢町土樽の「岩原スキー場」ゲレンデ内にあります。関越自動車道を新潟方面に向かって走ると、
正面に見える場所があり、設置場所がスキー場と云うこともあり、以前から訪問したい中継局でしたが、延び延びになっていました。
(アナログテレビ放送も終了してしまいました。)

最初は、アナログ時代に撮影した遠景画像です。


正面方向に見えます。 関越自動車道から。 2007年4月撮影

 


拡大しました。


ここでアナログ中継局の説明です。

開局は、NHK・BSN・NSTの老舗3社は1974年11月です。TNNは1982年9月、NT21は1989年1月です。
中継局は、老舗3社と後発2社の2グループに分かれていました。

送信アンテナは、すべて6L1段2面の形式で、老舗中継局では、上がNHK2波共用、下が民放2社共用、後発中継局では2社共用でした。
受信は、NHKは2波共用1.8mプレートパラボラ、BSNは2.4mプレートパラボラ、NSTは2.4mグリッドパラボラ、
TNNとNT21は共用90CRにて、全局、送信点で湯沢中継局受けです。

上記画像を見ると、プレートパラボラが2基確認できます。

当中継局は、2009年12月にデジタル化されました。アナログ中継局付近に全社共用の中継局を新築しました。


それでは現在の様子を紹介します。 なお、アナログ中継局は撤去済みです。


ゲレンデ下部から見た遠景です。

 


保守道を登って行きます。中継局は、中間のリフト駅付近にあります。

なお、当中継局は私有地にありますので、訪問の際は留意ください。この日も、作業車が行き来していました。

 

全景です。すぐ隣にある「やましん」の文字がある建物は中継局とは関係なく、売店or休憩所と思われます。

 

全景が続きます。

 

鉄塔の様子です。

 

送信アンテナはアナログと同じ6L1段2面です。全局共用です。

 

局舎です。山頂側の壁面には緩衝材が付いています。 シーズンになると雪原の真ん中ですので衝突予防のためでしょう。

 


ロゴです。

ここにも表示があります。

 


2.4mグリッドパラボラが西方向に向いています。

受信パラボラ方向の風景です。

受信方向を見ると、ちょうど山が低くなっており、湯沢高原のロープウェイ駅が見えました。
10mほど高いパラボラの位置からは、少し下にある湯沢中継局も見えるものと思われます。

 


ゲレンデ下にある駐車場から見た湯沢高原です。ロープウェイ駅と湯沢中継局との位置関係はこうなっいます。

 


中継局付近から見た土樽方向(南方向)です。両側にある未舗装道路は、一直線につながっています。
湯沢中継局は、右側道路の正面、山の谷間です。土樽中継局が、この場所に置かれたのは、湯沢中継局が見通せるからだと思われます。  合成

 


上記画像の中央部分を拡大しました。関越自動車道も見えます。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 BSN NST TeNY UX
チャンネル 58ch 60ch 56ch 54ch 52ch 62ch
出力 各局とも 3W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 BSN NST TeNY UX
チャンネル 31ch 28ch 32ch 33ch 37ch 38ch
リモコン
出力 各局とも 0.3W

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