送 信 塔 見て歩き
新潟県 ・ 中継局
一部、遠景はS様提供です。


小千谷真人テレビ中継局  2018年4月(遠景)、2024年10月(直接訪問)撮影、2023年6月(S様提供・遠景)

小千谷真人(おぢやまっと)中継局は、小千谷市真人町の通称・源藤山にあります。
今回は、山の尾根に見えたので、通りすがりに車を止めて撮影しました。なお、夕刻の撮影で逆光になっています。あしからず。

最初にアナログ中継局の説明です。

開局は、NHKが1974年9月、BSNが1975年12月、NSTが1984年12月、TeNYが1986年12月、
UXが1987年11月と、 全社バラバラです。
そのため、中継局もNHKとBSNが単独、UHF3社が共用の3つに分かれて設置されています。

送信アンテナは、中継局ごとに全局共用の4L2段2面(垂直偏波)です。(NHKは2波共用、BSNは単独)
受信は、送信点で、NHK−Gは8素子八木2列、NHK−Eは8素子八木、BSNも8素子八木、UHF3社は、共用1.8m
プレートパラボラにて、全局弥彦山受けです。

2009年12月にデジタル化されました。


最初は、2018年4月撮影の遠景画像です。


遠景です。

 


少し拡大しました。

 


上記の拡大です。
状況から見て、デジタル中継局は全社共用のようです。
 
こちらは、S様提供の2023年6月撮影の画像です。
こちら向きのパラボラが増えています。

左側の鉄塔は、形状から見て、TTL固定局と思われます。
弥彦山からの電波をスペースダイバシティで受けて、2つの中継局へ伝送しているようです。


訪問ルートが分かりましたので、2024年10月に見てきました。


保守道を登っていくと、何か見え行きました。

 


全景です。 画像を合成・修正しています。

少し角度を変えて局舎部です。 位置関係は、こうなっています。

なお、アナログ中継局がどこに在ったかは、はっきりしませんでした。

予想通り、2棟に分かれて設置されています。 向かって左が固定局、右がテレビ中継局です。


それでは、テレビ中継局から紹介します。

全景を角度を変えて2枚。

 

鉄塔を角度を変えて2枚。

 

送信アンテナは、4L2段2面(垂直偏波)です。 角度を変えて2枚。

 


局舎です。

壁面には、よく見かけるロゴがあります。

 


親局受信アンテナです。

入口には、表札は見当たりません。

資料では、受信アンテナは全社共用3mプレートパラボラとなっており、状況が異なっています。
多分、固定局が設置された時点で、変更されたのではないかと予想します。 となると、現在は民放4社共用でしょうか。
なお、親局は弥彦山と思われます。
 


続いて、NHK固定局の紹介です。

全景を角度を変えて2枚。

 

鉄塔を角度を変えて2枚。

2段のプレートパラボラにて弥彦山からのTTL電波を受けて3方面へ伝送しています。
以前からの津南中継局と塩沢中継局向けに加え、越後川口中継局向けが追加となったようです。

魚沼地域では、弥彦山と美ヶ原が混信する場合があるようです。(弥彦山と美ヶ原はNHK−G、EとBSNが同一チャンネルを使っています。)

 


局舎と表札です。

 


大きなラックです。
 


国土地理院の地図には、山の名前はありませんが、標高293mの山頂に中継局があります。 ドライブレコーダからの切り出しで紹介します。


この角を右に曲がります。
 

こんな道が続いています。 全線コンクリートです。
途中、両側から草がはみ出している場所があります。

 


分岐があります。まっすぐ進みます。 草でふさがっているように見えますが、道が続いています。 国土地理院地図の実線通りです。
なお、ここから先は、傾斜が急になります。不安な場合は、ここで車を止めるほうが安全かと・・・。

左へ下ると城址です。(特に、それらしいものはありませんが・・・。)
 


上記分岐を左へ下り、しばらく行くと案内板があります。 その反対側が「馬道」となっており、登ると山頂へ続くコンクリート道へ出ます。


案内板です。

馬道の案内板です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 BSN NST TeNY UX
チャンネル 60ch 62ch 52ch 54ch 56ch 58ch
出力 各局とも 3W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 BSN NST TeNY UX
チャンネル 33ch 32ch 36ch 37ch 38ch 39ch
リモコン
出力 各局とも 0.3W

©2018-2024 送信塔見て歩きWeb