送 信 塔 見て歩き
新潟県 ・ 中継局
越後湯沢テレビ中継局 2009年10月、2016年8月撮影(どちらも遠景)
越後湯沢中継局(民放は湯沢中継局)は、湯沢町中心の西側、湯沢高原スキー場のロープウェイ山頂駅付近にあります。
中継局の開局は、NHKとBSNは1964年7月、NSTは1970年9月、TeNYは1981年7月、NT21は1983年9月です。中継局は、NHKとBSNが単独、あとの民放3社が共用の3グループに分かれて設置されています。
送信アンテナは、4L2段1面+2L1段1面の形式です。(中継局ごとに全局共用です。)
受信は全局送信点にて、NHKは個別の8素子八木2列、BSNも8素子八木2列、NSTは1.8mグリッドパラボラ、
TeNYとNT21は共用1.8mグリッドパラボラで、全局弥彦山受けです。
また、FM放送の開局は、NHKは1970年10月、FM新潟は1997年1月です。どちらもNHKテレビ中継局に同居しています。
送信アンテナは、個別に3素子八木1面、受信も、個別の5素子八木にて大和中継局受けです。
2006年11月にデジタル化されました。アナログのみの時代の画像がないので、はっきりしませんが、BSN中継局の鉄塔を利用し、
その横に全社共用デジタル局舎を新築したようです。
アナログ終了前後の画像を見比べると、鉄塔に乗っているように見えるのがBSNアナログ局舎と思われます。(下方画像をご覧ください。)
それでは画像で紹介します。 まずは2009年10月の様子です。
国道17号線から撮影。 中継局が3つ並んでいます。
中継局を拡大しました。 真ん中がBSN&全社共用デジタル中継局です。 山頂側がUHF3社中継局、ふもと側がNHK中継局。 |
画像をよく見ると、ロープウェイ駅付近に四角のアンテナがあります。 中継局から約150m離れた場所にある、全社共用弥彦山デジタル受信用の 1.8m角平面アンテナです。 |
上記画像で中継局の説明をします。
まずは、一番左のNHK中継局です。
鉄塔先端にはアナログテレビアンテナが取り付けられています。(2波共用)
鉄塔の左側に付き出したように見えるものは、FM送信アンテナです。(上がNHK−FM、下がFM新潟)
また、FM受信アンテナは鉄塔の下部にあります。
局舎右に見える2列2段の八木アンテナは、NHKテレビの受信アンテナです。
続いて、中央のBSNアナログ&デジタル中継局です。
鉄塔下部に乗っているのは、BSNアナログ局舎と思われます。
右側のデジタル局舎は、全社共用で新築されました。
送信アンテナは、上がBSNアナログ、下が全社共用デジタルです。
アナログ受信アンテナは、鉄塔の両側にあります。
デジタル受信アンテナは、約150m離れた別の場所にあります。(上記右画像参照)
最後は右のNST・TeNY・NT21共用中継局です。
先端部に全社共用アナログアンテナがあります。
また、NST単独とTeNY・NT21共用のグリッドパラボラが鉄塔にあります。
すぐふもとから撮影。 |
関越道・湯沢IC料金所前から撮影。 |
上記画像の説明です。
左の鉄塔の突き出して見えるのがFM送信アンテナです。
また、中央に見える2列2段の八木アンテナは、NHKテレビの受信アンテナです。
その隣は、BSNアナログ&全社デジタル鉄塔です。
こちらは、関越道・湯沢IC料金所前からの遠景です。
ここからは、2016年8月撮影の画像です。(右画像は、比較のため再掲載。)
2016年8月 |
2009年10月 |
山頂寄りにあったUHF3社の中継局が撤去されています。また、アナログ送受信アンテナも撤去されています。
2016年8月 |
2009年10月 |
別角度から。ふもと側のNHK中継局は、FM中継局として残っています。また、FPU基地局としても利用されているようです。
少し引いてみました。
真横から見たデジタル受信アンテナです。
中継局データ
アナログ | NHK総合 | NHK教育 | BSN | NST | TeNY | UX |
チャンネル | 48ch | 50ch | 46ch | 44ch | 42ch | 40ch |
出力 | 各局とも | 30W |
アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。
NHK−FM 85.3MHz 1W
FM新潟 81.7MHz 1W
デジタル | NHK総合 | NHK教育 | BSN | NST | TeNY | UX |
チャンネル | 15ch | 13ch | 17ch | 19ch | 26ch | 23ch |
リモコン | 1 | 2 | 6 | 8 | 4 | 5 |
出力 | 各局とも | 3W |
越後湯沢中継局へは、直接訪問をしていません。