送 信 塔 見て歩き
山梨県 ・ 中継局
S様提供の画像で紹介します。


棡原テレビ中継局  2023年9月撮影

棡原(ゆずりはら)中継局は、上野原市棡原の聖武連山(しょうむれやま)に設置されています。
北側は、東京都楡原村と云う位置関係です。

最初にアナログ時代の様子です。
当中継局は、NHKのみの設置です。開局は1973年8月です。自立鉄塔にボックスと云う形式です。

送信アンテナは2波共用4L1段2面+2L1段1面+4mグリッドパラボラの構成です。
(このうち4mグリッドパラボラは、子局の西原<さいはら>中継局送り用かと思われます。)

受信は、送信点で2波共用3mグリッドパラボラにて上野原中継局受けです。

なお、当中継局では、1994年5月に送信チャンネルの変更があったようです。

2010年2月にデジタル化されました。

それでは、現在の様子を2方向からの遠景画像で紹介します。
 


遠景です。

 


鉄塔の拡大です。 パラボラが、2基見えます。
 



別の位置からの遠景です。

 

鉄塔の全景と上部の拡大です。 こちら向きのパラボラは上野原固定局受け、左向きのパラボラは西原中継局送りです。
 

ここで、デジタル中継局の説明です。

デジタルでもNHKのみの開局です。局舎を新築し、送信鉄塔はアナログからの継続です。

送信アンテナは2波共用4L1段2面+2L1段1面の構成です。デジタル化時には、先端部に取り付けられました。
(現在は、アナログアンテナの位置に変更されたようです。←未確認です。)
アナログでは、大きなパラボラも設置されていましたが、デジタルでは子局の西原中継局への番組伝送はTTLに
なりましたので、大きなパラボラはありません。

受信は、1.2mプレートパラボラにて上野原固定局をTTL受けです。(画像を参照)

当中継局には、西原中継局へTTL伝送するための固定局が併設されています。
1.2mプレートパラボラでの伝送です。(画像を参照)  回線距離は11kmです。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育
チャンネル 55ch 53ch
出力 各局とも 3W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育
チャンネル 30ch 43ch
リモコン
出力 各局とも 0.3W

当中継局は、アナログ・デジタルともNHKのみの置局です。


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