送 信 塔 見て歩き
山梨県 ・ 中継局
都留テレビ中継局 2015年5月撮影
都留中継局は、都留市中心部近くの蟻山にあります。2007年12月にデジタル化されました。
すぐ近くに見えるのですが、ルートが不明なため遠景画像のみです。
北西側から見た遠景画像です。
現在の様子です。 送信鉄塔が2本見えます。
ここで、アナログ時代の中継局の様子です。
当中継局は、NHKとYBSが1965年8月、UTYが1971年12月の開局です。組み合わせも、この2グループに分かれています。
送信アンテナは、NHK・YBSは、14m鉄塔に4L1段4面+2.4mグリッドパラボラ、UTYは19m鉄塔に4L1段4面のみです。
受信は、NHK2波は約1km離れた尾根の一番南西側(都留トンネルのすぐ北側)で3mグリッドパラボラにて富士吉田中継局受け。
YBSは中継局の位置で1.8mグリッドパラボラにて富士吉田局受け。UTYも中継局の位置で90CRにて富士吉田局受けです。
NHK・YBSのみグリッドパラボラで東方向に強く電波を出していました。道志局送りのためでしょうか?。
道志局はNHKとYBSのみ都留中継局を親局にしていますので、UTYにその方向のアンテナが無いのは理解できます。
UTYは、なぜか大月中継局経由で道志局へ送っています。
また、NHK・YBSは1998年10月に中継局設備のほぼすべてを更新しています。UTYも1999年3月にアンテナを更新しています。
上記画像で説明しますと、それぞれの先端部にアナログアンテナがあり、NHK・YBS鉄塔の中間部(サイドローブアンテナの上)に
向こう向きの1.8mグリッドパラボラがありました。
それぞれの鉄塔を拡大します。
こちらは、NHK・YBS中継局です。 |
こちらはUTY中継局です。 |
続いて、デジタル中継局の説明です。
組み合わせは、アナログ時代と同じです。送信アンテナは、どちらも4L1段4面です。
受信は、NHKは2mプレートパラボラにて富士吉田局TTL受け。YBSは1.8m四角キャンセリングアンテナ×2で富士吉田局放送波受け。
UTYは1.8mグリッドパラボラで富士吉田局放送波受けです。
上記画像では、左奥の鉄塔にあるものがNHKのTTLパラボラと思われます。右向きが富士吉田受け、左向きが大月局送りです。
なお、民放2社の大月局送りは放送波受けのため、ここには、それ用のパラボラはありません。
先にも触れましたが、都留中継局はNHKとYBSでは、デジタルでも道志中継局の親局です。(放送波送り)
UTYはデジタルでも大月局経由です。
都留中継局って、若干訳ありな部分があるようです。
中継局データ
アナログ | NHK総合 | NHK教育 | YBS | UTY | ||
チャンネル | 48ch | 46ch | 50ch | 30ch | ||
出力 | 各局とも | 10W |
アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。
デジタル | NHK総合 | NHK教育 | YBS | UTY | ||
チャンネル | 41ch | 43ch | 39ch | 37ch | ||
リモコン | 1 | 2 | 4 | 6 | ||
出力 | 各局とも | 1W |
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