送 信 塔 見て歩き
山梨県 ・ 中継局


武川真原テレビ中継局  2009年9月、2010年7月、2016年4月撮影

当中継局は、アナログとデジタルでは、約500m離れた場所にあります。最初はアナログ中継局の紹介です。


武川真原(むかわさねはら)中継局は、北杜市(旧武川村)真原地区をサービスエリアにしています。中継局は、
甲斐駒カントリークラブ西側の市民農園やコテージなどがある地域のはずれにあります。
2009年9月の訪問は、事前調査なしに出掛けましたが、偶然発見できました。


中継局の周辺は樹木ばかりの場所で、何処に向けての送信なのかがよく分かりません。ただ、基幹局や他の中継局でカバーできていない
地域であることは確かです。(送信アンテナの向きは、こちら方向と画像右側です。)

 


同じ場所からの拡大です。

送信アンテナ部です。

それでは鉄塔下まで行ってみます。すぐ手前までは、舗装道路です。


直線道路の突き当りにあります。

 


中継局付近は草むらです。
すぐ近くにイノシシの罠(捕獲用のオリ)がありましたので、イノシシにも罠にも注意が必要です。

 


鉄塔下部です。シンプルな中継局です。

別角度から。

もう一つ機器があります。
機器には、放送局や中継局を示すものは、ありませんでした。 あるのは変圧装置の銘板のみでした。

 


見上げてみました。

拡大しました。

別角度から。

ところで、鉄塔にも周囲にも、親局を受信するアンテナがありません。資料によれば各局とも穴山中継局を親局にしています。
おそらく、この位置からは親局が見通せないのだと思います。

鉄塔を観察すると電力線以外に、もう1本太いケーブルが繋がっていましたので、追いかけてみました。

北方向に約500m離れた場所に、こんな鉄塔が建っていました。 別方向から2枚。

 


角度を変えて2枚。

東南東方向に向いています。

 

こちらの受信設備にも銘板等はありません。 角度を変えて2枚。
 

ところで、2010年7月に、武川真原中継局を再訪問しましたが、前回訪問の昨年9月と変化がありませんでした。

この地域では、先月(6月)にデジタル放送を見ることができるようになっています。しかし、送受信点とも雑草が伸び放題で、ここ数ヶ月以内に
工事したとは思われませんでした。

とすると、デジタル中継局は別の場所に設置されたものと思われます。

とりあえず、画像をUPしておきます。

 

この6枚は、2010年7月撮影でした。

今回は、時間の関係もあり、周辺を闇雲に走っても発見できないと思い、取材しませんでした。 機会があれば場所を確認し訪問したいと思います。


デジタル中継局の場所は、早い時期に確認していましたが、機会がなく、長らく放置しておりました。
今回、2016年4月末にGWを利用し、ようやく訪問してきました。

デジタル中継局は、アナログ中継局の南側約500mほどの高台に、ひっそりとありました。


狭い車道がカーブしている坂の途中にあります。 付近はコテージ風の別荘がいくつもあります。 旧アナログ中継局は、左側、ずっと向こうです。 合成画像です。

 

全景です。 角度を変えて2枚。

 


鉄塔を見上げてみました。

アンテナ部です。

 


受信パラボラです。

ここはアナログ中継局の場所より高台です。
そのためかデジタルでは、送信点で親局を受信しています。

 

送信アンテナです。角度を変えて2枚。

 

基部を角度を変えて2枚。

 


機器です。

鉄塔の銘板です。

 


GPSです。

監視機器の通報装置アンテナです。

ところで、かつてのアナログ中継局の場所がどうなっているかも見てきました。
しかし、風景が変わっており、何処だったか 特定できないほどです。
 

ここだろうと思う場所(道路の突き当り)は、駐車場になっていました。

帰宅後、GPSデータで確認したところ、ここがアナログ中継局跡で間違いありませんでした。
(後ろに写っている樹木の感じも同じです。)


比較のため2010年の画像を再掲載。

 

アナログ受信点のほうは、地形に変化はありませんでしたが、設備は何もありませんでした。


鉄塔は撤去済みです。

比較のため2009年画像を再掲載。

 


別角度から。

比較のため2009年画像を再掲載。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 YBS UTY
チャンネル 59ch 57ch 61ch 55ch
出力 各局とも 0.1W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 YBS UTY
チャンネル 43ch 45ch 36ch 33ch
リモコン
出力 各局とも 0.05W

実質、デジタルは増力になっています。


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