送 信 塔 見て歩き
山梨県 ・ 固定局
一部、S様提供の画像で紹介します。
愛宕山デジタル固定局 2008年10月、2016年4月撮影、2021年12月撮影(S様提供画像)
愛宕山と云えば、真っ先に思い浮かぶのは、東京・港区の愛宕山ですが、当ページで取り上げるのは甲府市中心部の
すぐ東側にある標高423mの山です。
山頂部は、愛宕山広域公園と呼ばれ、子供向けの遊具や県立科学館などがあります。科学館の屋上展望台からは、
甲府盆地が見渡せ、晴れた日には、富士山をはじめ、南側の広い範囲の山々を望むことができます。
そんな中、2007年7月に山の南側中腹に身延デジタル中継局向けのTTL固定局が設置されました。
さらに2009年10月には、芦川中継局向けのパラボラが増設されました。
アナログ時代の身延中継局への番組伝送は、NHKとYBSは下部中継局または併設の固定局経由、
UTYは甲府北中継局併設の固定局経由でした。
しかしデジタルでは、どちらも開局しておらず、別ルートで送る必要がありました。また、坊ヶ峯と身延山は
見通し外のため、中継ポイントが必要です。
(NHKとYBSは、本社・放送局からは、身延山は見通しのようです。)
UTYを考慮して、どちらからも見通せる愛宕山が中継ポイントとして選ばれたようです。
当方は、2008年10月に現地を訪問しましたが、保守ルートが分からず局舎前へはたどり着けませんでした。
(固定局は私有地奥の崖の上で、時間の都合でルート探しをしませんでした。)
長らく放置しておりましたが、S様より2021年11月撮影の直接訪問画像が届きました。ありがとうございます。下方で紹介します。
最初は、当方の2008年10月撮影の画像です。
このページでは、「Java Script」を使用しています。 上記画像にカーソルをのせると固定局の位置が赤丸で表示されます。
上記撮影位置からの全景です。 |
別角度から。 |
崖下から、見上げてみました。 全景です。
こちらは、身延中継局向きの3mプレートパラボラ |
こちらは、坊ヶ峯放送波受け1.8mグリッドパラボラ |
GPSがあります。 また。坊ヶ峯向きのUHFアンテナもあります。 |
パラボラは、いずれも3社4波共用です。
固定局からは、少し下がった位置から見た坊ヶ峯方向です。
坊ヶ峯を拡大しました。
こちらは、県立科学館付近から見た見た身延方向です。 身延山は、雲がなければ、画像中央の山が低い場所に見えます。
こちらは、2016年4月に坊ヶ峯を訪問した際に、UTY裏の展望台から撮影した甲府市街地です。
このページでは、「Java Script」を使用しています。 上記画像にカーソルをのせると固定局の位置が赤丸で表示されます。
拡大しました。
坊ヶ峯展望台から見た愛宕山の比較です。
こちらは、固定局ができる前の2006年3月撮影です。 粗い画像で申し訳ありません。
こちらは、ひとつ上の画像と同じ2016年4月撮影です。
それでは、S様提供の直接訪問の画像を紹介します。(2021年12月撮影)
さらに別角度から。 |
富士山の下辺りが坊ヶ峯です。 |
鉄塔の様子です。
送信側のプレートパラボラです。 右向きは、増設された芦川中継局向きの2mパラボラです。 |
坊ヶ峯 放送波受信1.8mグリッドパラボラです。 |
芦川デジタル中継局の開局は2009年10月ですが、当固定局に取り付けられている芦川向きのパラボラの製造年月は
2009年4月になっているとのことです。
局舎です。 |
表札です。 |
GPSが全部で7基あるようです。 |
©2008-2021 送信塔見て歩きWeb