送 信 塔 見て歩き
神奈川県 ・ 中継局


山北テレビ中継局  2019年5月撮影

山北中継局は、足柄上郡山北町の大野山(標高723m)の山頂部に設置されています。この山は、山頂一帯が牧場になっています。
そのため、一部の方向を除き樹木がなく、富士山や箱根の山、丹沢山地、足柄平野が見渡せます。

大野山は、JR御殿場線を利用するハイキングコースとして有名なようですが、車でも山頂まで行くことができます。(途中にゲートがあり、
夜間は通行禁止のようです。) 当方は、登山が目的ではないので車で行きました。

ここで、かつてのアナログ中継局の説明です。
1982年12月に全社共用中継局として同時開局しました。
送信アンテナの形式は4L2段1面+4L1段1面の構成で、NHK2波とTVK、東京民放5社の2グループに分かれています。(上がNHK・TVK)
受信はNHKは約300m離れた地点で2.4mグリッドパラボラにて南足柄中継局受け、東京民放5社は送信点で2.4mグリッドパラボラにて
南足柄中継局受け、TVKは約180m離れた地点で3mグリッドパラボラにて平塚中継局受けです。

2009年3月末にデジタル化されました。デジタル化に際して全社共用の中継局が新築されました。

(ネット上に過去の画像がないか調査したところ、アナログ時代のものとアナデジサイマル時代のものが見つかりました。
それを見ると、アナログ中継局とデジタル中継局は、道路を挟んで別々に建っています。)


それでは現在の様子を画像で紹介します。


山頂から見た中継局方向です。


全景です。角度を変えて2枚。

アナログ中継局は、中央の道路を挟んでデジタル中継局の左側に建っていました。(送信鉄塔は支柱式です。)

 

鉄塔の様子です。 角度を変えて2枚。

 

送信アンテナです。 全社共用4L1段1面+4L2段2面です。

 


2基のパラボラです。

南足柄受けにつき、やや下向きです。
 

手前の3mグリッドパラボラはTVKの南足柄中継局放送波受け、奥の2mプレートパラボラは
NHK2波と東京民放5社共用の南足柄固定局TTL受けです。

 


こちらはTTL

こちらはTVK放送波受信用

 

局舎を角度を変えて2枚。

 


銘板です。

GPSです。

モニターアンテナです。

 


鉄塔基部です。


3か所に業務系電波塔があります。

 


反射板もあります。



山頂の表示です。

 


同じ場所から見た富士山です。 左隅に中継局も見えます。

 


少し別の位置からの撮影です。

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遠くに江の島が見えました。 なお、湘南平は右手前の山に隠されて見えないようです。(駐車場からの撮影です。)

当中継局の親局である南足柄中継局を探したのですが、見る方向が違うのか発見できませんでした。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 NTV TBS CX EX TX TVK
チャンネル 48ch 50ch 44ch 42ch 40ch 38ch 36ch 46ch
出力 各局とも 3W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 NTV TBS CX EX TX TVK
チャンネル 19ch 26ch 25ch 22ch 21ch 24ch 23ch 18ch
リモコン
出力 各局とも 0.3W

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