送 信 塔 見て歩き
神奈川県 ・ 中継局


津久井テレビ中継局  2015年5月撮影

津久井中継局は、相模原市緑区三ケ木地区の高台に設置されています。この場所は、地元では「寺山」と呼ばれている憩いの場のようです。
ベンチなども整備され、中継局からは、西側風景が見渡せます。

まずは、アナログ時代の中継局の説明です。
アナログ時代には、NHKとTVKのみの中継局でした。(東京民放5社は中継局を設置していません。)
まず、TVKが1981年6月に開局し、NHKの開局は1984年1月です。2社共用の中継局です。

送信アンテナは、3波共用4L1段4面(垂直偏波)です。
受信は、NHKは2波共用5素子八木2列にて東京タワー受け、TVKは1.8mグリッドパラボラにて鶴見受けです。

2009年4月にデジタル化されました。
デジタルでは東京民放5社も開局しています。 隣接地に全社共用の中継局が新築されました。

それでは、画像で現在の様子を紹介します。



散策道(進入路)から見た遠景です。(初めて中継局が見える場所です。) 付近には、携帯電話の基地局もあります。

中継局が置かれている場所は、西側から見ると崖の上のように見えますが、東側は平坦です。

倉庫のような建物の角を曲がり砂利道を進むと、入口には不法投棄防止のためかゲートがありますが、人の通り抜けは可能です。

 


拡大しました。

 


さらに鉄塔の拡大です。

 

全景です。 角度を変えて3枚。

 


鉄塔の拡大です。 角度を変えて2枚。

 

送信アンテナです。 形式は、アナログと同様4L1段3面(垂直偏波)です。

上段が、NHK−Gと東京民放5社共用(ハイチャンネル)、下段がNHK−EとTVK共用(ローチャンネル)です。

 

東向きに2基のパラボラがあります。 角度を変えて2枚。

上段の2mプレートパラボラは、NHKと東京民放5社共用の鶴見固定局(TVK鉄塔に併設)受けTLLです。
下段の2.4mグリッドパラボラは、TVKの鶴見基幹局放送波受けです。

 


西向きのパラボラがあります。 こちらは、TVKを含め全社共用の相模湖中継局向けTTLです。

 

局舎です。 角度を変えて2枚。

局舎の南東部分は、一部地面に埋まっています。 また、局舎裏にはベンチもあります。

 


表札です。

 


中継局横の高台には空き地があります。 多分、アナログ中継局があった場所と思われます。

 


鉄塔の銘板です。

GPSです。

 



中継局の すぐ横には「寺山見晴台」と刻まれた石があります。 また、周辺は草が刈られ整備されています。

 


中継局裏から見た風景です。

 


観覧車が見えます。 「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」です。

前は、「さがみ湖ピクニックランド」と云っていたと思いますが、経営主体が2007年2月に替わったようです。



こちらの画像は、中継局へ向かう途中に、奥の高台に見えた遠景です。 ドライブレコーダーより

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 TVK
チャンネル 52ch 50ch 48ch
出力 各局とも 3W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 NTV TBS CX EX TX TVK
チャンネル 39ch 15ch 29ch 45ch 38ch 31ch 44ch 17ch
リモコン
出力 各局とも 0.3W

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