送 信 塔 見て歩き
神奈川県 ・ 中継局


秦野菩提テレビ中継局  2019年5月撮影

秦野菩提中継局は、秦野市菩提の「子之神社」境内に設置されています。
市中心部から秦野市表丹沢野外活動センター方向に進み、その約1km手前右側の集落にあります。

当中継局は、アナログとデジタルでは、設置場所が異なっています。

最初にアナログ時代の様子です。開局は1974年1月です。
アナログ中継局は、現在のデジタルの場所から東へ約1km離れた標高約380mの山中にありました。また、NHKのみの置局でした。

送信アンテナは2波共用2L1段1面、受信は約80m離れた地点で2波共用2.4mグリッドパラボラにて平塚中継局(湘南平)を
受けていました。

2010年8月末にデジタル化されました。デジタルでは東京民放5社とTVKも同時に開局しています。

それでは、現在の様子を画像で紹介します。



葛葉川(くずはがわ)沿いに進んでくると見えてきました。

送信鉄塔の拡大です。

 


もうすぐ到着です。

 


鳥居をくぐって階段を上った先にあります。

全景です。

 

送信アンテナを角度を変えて2枚。

 

機器を角度を変えて2枚。

 


GPSです。

鉄塔に業者の銘板がありますが、中継局を示すものはありません。

 


何かないかと付近をうろうろしていると、埋設表示の代わりなのか
プレートを見つけました。 誰かが踏んだのか、一部割れています。

とりあえず、テレビ中継局と確認できました。

 


さらに観察すると、通信ケーブルが電柱から先へ延びています。
 

銘板も確認できますので、辿ってみることにします。
この銘板は、さっき見たものと同じもののようです。
ところで、鉄塔やその周囲には親局受信アンテナらしいものが見当たりません。

 


食料品店を過ぎて角を右へ曲がり、 ケーブルが南へずっと延びています。
なぜか途中からプレートが黒いものに変わります。

 


新東名高速道路の建設現場をさらに南下します。
 

南東方向が開けた住宅街まで来ました。

道路沿いの住宅脇に受信アンテナを発見しました。 送信点から ちょうど南へ1kmの地点です。

 

向きを確認すると平塚中継局(湘南平)及び、秦野中継局(権現山)の方向です。

この2局、この地点からは同一方向のため、どちらの局を受けているのかは未確認です。(しかも、どちらも垂直偏波です。)
ただ、A−PABの「放送エリアのめやす」を見ると 秦野中継局のほうが可能性が高いと思われます。

 


機器です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育
チャンネル 36ch 34ch
出力 各局とも 0.5W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 NTV TBS CX EX TX TVK
チャンネル 33ch 45ch 41ch 29ch 37ch 43ch 39ch 35ch
リモコン
出力 各局とも 0.05W

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