送 信 塔 見て歩き
東京都 ・ 中継局


八王子テレビ・FM中継局  2009年10月撮影

東京・多摩地区でも、2009年10月に地上デジタル放送が始まったとの報道を受け、同月に様子を見てきました。


中継局付近は住宅街でもあり道路幅が狭く、前回訪問時には広域局を中心に見てきたため、MXテレビ中継局がある水道配水所を
十分に観察していませんでした。

デジタル中継局は、水道配水所の鉄塔に設置されたということなので、今回は早朝に訪問し、ゆっくり見てきました。
また、配水所の奥も住宅地になっており、鉄塔のすぐ近くまで行けることも分かりました。


手前の塔に日光があたっています。えっ、どんな時間に訪問ですかって。

見ての通り、太陽光線が真横からの時刻です。

なお、太陽光の影響で鉄塔が赤銅色に見えています。あしからず。


鉄塔の全景です。


無線局専用の裏門があることが分かりました。画像右側の歩道を奥へ進めば、ほぼ真下から鉄塔が観察できました。

 

局舎です。3棟あります。 角度を変えて2枚。

 


こちらがデジタル局舎でしょうか。

こちらは、アナログ(MX)でしょうか。

局舎の内訳は、未確認です。また、なぜ3棟あるのかも不明です。(1棟は水道局のものでしょうか)

 

鉄塔を見上げてみました。 角度を変えて2枚。

何か、スッキリしたと思い、前回画像と見比べると、以前あったパラボラが撤去されています。(資料によれば高さは35mです。)

 


鉄塔上部の拡大です。

さらに拡大しました。

微妙に別角度から。

デジタルアンテナは4面です。 アンテナカバーに「A」や「B」、「TOP」などの文字があります。

 


北側の国道16号からの鉄塔の様子です。

拡大しました。こちら向きに小さなパラボラがあります。

 

こちらは、アナログMXテレビの送信アンテナです。 角度を変えて2枚。 右画像は、若干ブレています。あしからず。

 

MXテレビの東京タワー受信パラボラです。 角度を変えて2枚。

 


先端部のプレートパラボラです。北を向いています。

何なのかは、2010年4月の訪問記を参照ください。


局舎脇に上向きのモニターアンテナがありました。

 


ところで鉄塔中間部に、以前は無かったVHF(ローバンド)帯域と思われる5素子と3素子の八木アンテナが付いていました。

5素子のほうは、MXテレビのグリットパラボラと同じ東向き、3素子のほうは南側の八王子市中心方向に向いています。


水平3素子八木は、八王子市街地向きです。
水平5素子八木は、MXグリッドパラボラと同じく東京都心向きです。 角度を変えて2枚。

 


5素子八木の拡大です。

3素子八木の拡大です。

八王子にコミュニティFM局が開局したのかと関東総合通信局のHPを見ても報道発表を確認できず、免許検索でも引っ掛かりません。
何のアンテナなのか、今のところ不明です。分かれば追加掲載します。

(2010年2月追記)
その後の情報で、このVHFローバンドアンテナは、FM東京(TFM)の八王子中継局のものらしいです。
また、八王子市街地向けの送信アンテナ(3素子八木)が、訪問時点(2009年10月)では水平でしたが、本放送開始時(2010年1月)
には垂直に変更されたようです。 東向きの5素子は、東京タワー受信アンテナでしょう。


ところで、VHFアナログ中継局は、どうなっているでしょうか。


全景です。

送信アンテナです。

 


送信アンテナを別角度から。

受信アンテナ群です。

上方には、半月が写り込んでいます。

アナログ中継局には、特に変化はありません。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 NTV TBS CX EX TX MX
チャンネル 33 29 35 37 31 45 62 40
出力 10W 10W 10W 10W 10W 10W 10W 30W

当中継局は、全チャンネルがアナアナ変更の対象でした。2003年4月30日から7月31日までが対策期間でした。
変更前のチャンネルは、NHK−Gは51ch、NHK−Eは49ch、NTVは53ch、TBSは55ch、CXは57ch、
EXは59ch、TXは61ch、MXは47chでした。

追記 アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。
  

FM東京 八王子中継局  80.5MHz  10W


デジタル NHK総合 NHK教育 NTV TBS CX EX TX MX
チャンネル 27 26 25 22 21 24 23 20
リモコン
出力 各局とも 3W

NHKと広域民放は、実質増力です。また、無指向性になったようです。

デジタルチャンネルは、すべての局が親局の東京タワーと同一です。


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