送 信 塔 見て歩き
埼玉県 ・ 中継局
風布テレビ中継局 2010年4月撮影など
埼玉県寄居町の山間部に『風布』という変わった名前の小さな集落があります。関越道の花園ICから秩父へ行く場合、
有料道路の皆野寄居バイパスを通ると、この地区を通過します。
出力から見て、中継局はミニサテ局で、特に特徴はないでしょうが、名前に引かれ、2007年のGWに秩父中継局へ寄った時に
寄り道しましたが、地区の入口から鉄塔などが見えず、時間の関係もあり、そのままにしていました。
しかし、なぜか気になり、昨年秋に再訪問しましたが、またも空振りです。
2010年春に、地デジ中継局が開局することになり、これまでの経験では樹木の伐採などで、ふもとから見えるのでは
ないかと再々訪問し、ようやく直接訪問できました。
前回訪問時にすぐ横を通っていながら、まったく気付きませんでした。
なお、風布の読み方ですが、「ふうっぷ」なのか「ふっぷ」なのか、よく分かりません。
皆野寄居バイパスの「風布トンネル」のローマ字表記は、Fuuppu    
になっていました。
ここで、アナログ中継局の説明です。
開局は、全社同時に1976年3月です。なおNHKのみ、その2年前から試験放送をしていたようですが、はっきりしません。
 
全社共用のミニサテ局です。1999年1月には、設備を一新しているようです。
送信アンテナは、全社共用5素子リングアンテナ1段2面、受信は、NHKは2波共用12素子八木、民放も5社共用12素子八木です。
 
どちらも東京タワー受けです。(両方とも送信点から約220m離れた場所にあります。)
2010年4月にデジタル化されました。
 
  
樹木が伐採され、すぐ下の道路から見えます。   全景です。高いほうがデジタルのようです。
 
  
機器を別角度から2枚。なお、中継局を示す表示は、アナログ・デジタルとも何もありませんでした。
 
  
GPSです。                         左・アナログ、右・デジタル(2段)のアンテナです。
表示杭が、さらに上方へ続いていました。受信ポイントを示すものかもしれません。(時間の関係で未確認です。)
なお、デジタルでは、全社とも秩父中継局放送波受けらしいです。
最初にも書きましたが、訪問3回目にして場所がようやく分かりました。
前回までは、樹木で鉄塔が確認できませんでした。
 
  
2009年10月撮影                  2010年4月撮影
バイパスの寄居町方向への入口付近からの撮影です。(赤い瓦屋根の上方です。)
 
  
引いてみました。                            同じ位置からの拡大です。
 
  
2009年10月撮影                    2010年4月撮影(電柱のすぐ右です。)
近くの民家のアンテナ方向を参考に撮影していました。

拡大しました。 でも当時、アナログ鉄塔も見えないとは・・・。

ここが入口です。(右の通路からすぐです。)

途中に展望台のような場所があり、そこから見た寄居町方向と思われる風景です。
2009年10月撮影
中継局データ
| アナログ | NHK総合 | NHK教育 | NTV | TBS | CX | EX | TX | |
| チャンネル | 50ch | 52ch | 54ch | 56ch | 58ch | 60ch | 62ch | |
| 出力 | 各局とも | 0.1W | 
TVSは、アナログでは中継局を設置していません。
| デジタル | NHK総合 | NHK教育 | NTV | TBS | CX | EX | TX | TVS | 
| チャンネル | 33ch | 26ch | 25ch | 22ch | 21ch | 24ch | 23ch | 36ch | 
| リモコン | 1 | 2 | 4 | 6 | 8 | 5 | 7 | 3 | 
| 出力 | 各局とも | 0.01W | 
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