送 信 塔 見て歩き
群馬県 ・ 中継局
S様提供の画像で紹介します。


嬬恋田代テレビ中継局  2023年4月撮影

嬬恋田代中継局は、吾妻郡嬬恋村田代の糠塚山(ぬかづかやま)北側中腹に設置されています。(国土地理院の地図には電波塔マークがあります。)
当中継局は、群馬県最西端(関東地方でも最西端)の中継局です。

最初に、かつてのアナログ中継局の説明です。
アナログ時代に開局していたのは、NHK2波とGTVのみです。(多分、東京タワーが弱いながら受信できる地域だったのだと思われます。)
開局は、NHKが1970年10月、GTVが1980年1月です。NHKとGTVは別々に設置されています。(ほとんど同じ形状の中継局が2つ並んでいます。)

送信アンテナは、どちらも90CR1段2面です。(NHKは2波共用)受信もどちらも3mプレートパラボラ(NHKは2波共用)にて草津中継局受けです。

デジタル化は、まずNHKが2008年12月末に開局し、アナログでは開局していなかった東京民放5社もGTVと同時に、NHKから1年遅れの
2009年12月末に開局しています。
NHK・民放ともアナログ中継局の隣接地に局舎が新築されました。(送信鉄塔はNHK・民放ともアナログからの継続です。)

それでは、現在の様子を画像で紹介します。



遠景です。

 


遠景です。 2つの中継局が隣接して建っています。 付近には、ドコモとauの携帯電話基地局も設置されています。

 

全景を微妙に角度を変えて2枚。 南側から見ています。
 

NHK中継局

局舎は新築、鉄塔はアナログ時代からの継続です。NHK単独の中継局です。


全景です。

 


鉄塔上部の様子です。

送信アンテナです。

送信アンテナの形式は、アナログ時代と同じ90CR1段2面です。(北と西に向いているようです。)

 


局舎です。

表札です。

 


4mプレートパラボラにて草津中継局を放送波受けです。

モニターアンテナです。

 


ラックにGPSがあります。

局舎の銘板です。

 


鉄塔の銘板です。

パラボラの銘板です。

鉄塔の銘板は、アナログ時代のものです。継続使用が確認できます。
 


民放共用中継局

民放側は、東京広域民放5社がデジタル新局です。 局舎は新築、鉄塔はGTVがアナログ時代から使っていたものを全社共用で継続使用です。


全景です。

送信アンテナは、こちらも90CR1段2面です。

 

局舎を角度を変えて2枚。

 

受信は、全社共用4mプレートパラボラにて、草津中継局放送波受けです。 角度を変えて2枚。

 


パラボラ銘板です。

垂直八木アンテナがあります。 パラボラと同じ向きです。

 


鉄塔にアナログ時代のGTVの銘板があります。

GPSです。
 

 



中継局への進入路から見た遠景です。(途中にシカ除けらしい電気柵があるとのことです。)

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 GTV
チャンネル 52ch 50ch 48ch
出力 各局とも 1W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 NTV TBS CX EX TX GTV
チャンネル 42ch 39ch 33ch 36ch 32ch 34ch 44ch 31ch
リモコン
出力 各局とも 0.1W

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