送信塔見て歩き

送信塔　見て歩き
群馬県・中継局
Ｓ様提供の画像で紹介します。

嬬恋三原テレビ中継局　　２０２３年７月撮影

嬬恋三原中継局は、吾妻郡嬬恋村鎌原（かんばら）の高台に設置されています。ちょうどＪＲ吾妻線の三原トンネルが通る真上です。

最初に、かつてのアナログ中継局の説明です。
アナログ時代に開局していたのは、ＮＨＫ２波とＧＴＶのみです。
開局は、ＮＨＫが１９７０年１０月、ＧＴＶが１９８０年１月です。鉄塔・送信アンテナは共用、局舎は別々の設置です。

出力が１０Ｗと比較的強力ですが、なぜか東京広域民放は開局していません。

送信アンテナは、３波共用４Ｌ２段２面です。
受信は、ＮＨＫは２波共用３ｍプレートパラボラ、ＧＴＶも単独の３ｍプレートパラボラにて、どちらも草津中継局受けです。

２０１０年１２月にＮＨＫのみがデジタル化されました。ＧＴＶと東京広域民放５社は、現時点に至るまでデジタル化されていません。

デジタル局舎は、アナログ中継局の隣接地に新築されました。鉄塔はアナログからの継続です。

それでは、現在の様子を画像で紹介します。

ＧＦ局送信点近くの万座川橋付近から見た遠景です。

戦国時代、この高台には鎌原城が築かれていました。見ての通り、西側は断崖に守られています。

テレビ中継局は、断崖近くの本丸北側先端部に設置されています。

拡大しました。

それでは、直接訪問です。

鉄塔を角度を変えて２枚。

送信アンテナの形式は、４Ｌ２段２面です。　角度を変えて３枚。

局舎を角度を変えて２枚。

表札です。

受信は、オフセットパラボラにて草津中継局を放送波受けと思われます。

モニターアンテナとＧＰＳです。　角度を変えて２枚。

鉄塔の銘板です。　アナログからの継続使用です。

中継局へは、南側から未舗装の車道があり、城跡の三の丸まで車で入れます。

そこから獣除けの電気柵を越え、本丸跡を進むと一番北に設置されています。

藪の奥に中継局が見えてきました。

中継局データ

アナログテレビ放送は２０１１年７月２４日をもって終了しました。