送 信 塔 見て歩き
群馬県 ・ 中継局
S様提供の画像で紹介します。


嬬恋干俣テレビ中継局  2023年5月撮影

嬬恋干俣(ほしまた)中継局は、吾妻郡嬬恋村大前の高台に設置されています。「つまごいパノラマライン北ルート」の東側です。

最初に、かつてのアナログ中継局の説明です。
アナログ時代に開局していたのは、NHK2波とGTVのみです。(多分、東京タワーが弱いながら受信できる地域だったのだと思われます。)
開局は、NHKが1973年12月、GTVが1980年1月です。開局時期が離れていますが、2社共用の中継局です。

送信アンテナは、3波共用4L1段2面(垂直偏波)です。
受信は、NHKは2波共用1.8mプレートパラボラ、GTVは3mプレートパラボラにて、どちらも草津中継局受けです。

デジタル化は、アナログで開局していなかった東京民放も含め2009年12月末に全社同時に開局しています。

デジタル中継局は、アナログ中継局の隣接地に全社共用で新築されました。

それでは、現在の様子を画像で紹介します。



この丘に中継局があります。

 


送信鉄塔を拡大しました。

 


それでは、直接訪問です。


いきなり全景です。 角度を変えて2枚。

 


鉄塔を見上げました。

送信アンテナです。

逆光で申し訳ありません。

送信アンテナの形式は、4L1段2面が2セットです。

上段がNHK2波・TBS・CX・EX・TX共用、下段がNTV・GTV共用です。(2基に分かれているのは、送信チャンネルの絡みと思われます。)

 

局舎を角度を変えて2枚。

 


局舎の銘板です。

 

受信は、4mプレートパラボラにて、草津中継局を放送波受けです。
手元の資料では、NHK・GTV共用と東京民放5社共用の2基あることになっていますが、状況から見て、当初より1基のみのようです。

ところで、銘板に書かれている受信周波数は、13ch〜41chを示しています。親局の草津中継局のチャンネルは、13ch〜38chですので、
やや広く採ってあります。

なぜかと、さらに調べたところ、アナログGTVのチャンネルが、41chでした。 情報では、現在のデジタル受信パラボラの場所には、
アナログ時代、GTVアナログ受信パラボラがあったそうです。
このパラボラは、アナログ終盤には、GTVアナログも受信していたと考えられます。(確認は取れていません。)

 


鉄塔には、草津中継局向きの垂直八木アンテナもあります。

角度を変えて2枚。

 


こちらは、自局のモニターアンテナと思われます。

 

GPSが3か所に、合わせて6基あります。

 


ラックにもGPSです。

鉄塔の銘板です。

 

中継局への案内板が2か所にあります。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 GTV
チャンネル 51ch 49ch 47ch
出力 各局とも 1W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 NTV TBS CX EX TX GTV
チャンネル 37ch 39ch 25ch 36ch 32ch 34ch 44ch 19ch
リモコン
出力 各局とも 0.1W

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