送 信 塔 見て歩き
群馬県 ・ 中継局


渋川金井テレビ中継局  2022年5月撮影

渋川金井中継局は、渋川市金井の県道35号・金井南町交差点の東側約120m辺りの住宅地(旧市営金井団地跡の造成地)の
一画に設置されています。(注・この交差点は三叉路で中継局方向に道はありません。別の角から住宅地に入ります。)

最初にかつてのアナログ中継局の説明です。

当中継局はアナログ時代には、県道35号・金井南町交差点から北へ約300mの県道脇の一段高い場所に設置されていました。
(当時の様子はグーグルストリートビューを2012年7月に合わせると、まだ残っていて見ることができます。→ こちらから

そして、現在デジタル中継局がある場所には、アナログ受信点がありました。(受信点を古いグーグルストリートビューで
確認しようとしましたが、市営金井団地の中までは撮影していませんでした。今のデジタル中継局方向はこちらから

アナログ中継局で開局していたのは、NHKとGTVのみです。開局は、2社3局同時に1982年1月です。
パンザマストにミニBOXと云う共用ミニサテ局です。(東京広域民放5社は開局していませんでした。)

送信アンテナは、3波共用8素子リングアンテナ2段1面+3素子リングアンテナ2段1面(垂直偏波)の構成です。
受信は、共用12素子リングアンテナ2列1段にて二ツ岳(群馬基幹局・前橋中継局)受けです。
(送受信チャンネルが各局とも1chしか離れていないため、送信点が見えない別の場所で受信する必要があったようです。

ついでに述べておきますと、資料では受信点の位置が実際の場所より北へ約800mもずれており、これを鵜呑みに探しても
見つけるのは困難だったと思われます。

NHK−Gでは、2003年1月にオフセット調整のみのアナアナ変更があったようです。

デジタル中継局が開局したのは、2010年12月です。アナログでは開局していなかった東京広域民放5社もデジタル新局として
開局しています。

それでは、デジタル中継局の現在の様子を画像で紹介します。

なお、天候が暗い曇りで、黒く潰れた画像があります。ご了承ください。



遠景です。

 

全景と鉄塔の様子です。

 

送信アンテナを角度を変えて3枚。8素子リングアンテナ2段とその下に90CRも付いています。

90CRも送信アンテナと思われます。NHKと民放に分かれている可能性が高いです。(資料が無く、詳細は不明です。)

 


見上げてみました。

 


敷地の様子です。

 

機器を角度を変えて2枚。

 


ケーブルテレビで見掛けるような機器があります。

銘板です。

 

受信アンテナを角度を変えて2枚。3基取付けられていますが、どれをどの社が使っているかは未確認です。

 


受信アンテナが向く方向です。少し高台になっているような気がします。

 


GPSです。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 GTV
チャンネル 51ch 49ch 47ch
出力 各局とも 0.1W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 NTV TBS CX EX TX GTV
チャンネル 35ch 38ch 14ch 44ch 20ch 46ch 18ch 41ch
リモコン
出力 各局とも 0.01W

©2022 送信塔見て歩きWeb