送 信 塔 見て歩き
群馬県 ・ 中継局
しくいち様、提供の画像です。


太田テレビ中継局  2023年11月撮影

太田中継局は、東武・太田駅から北北東に約2.1km辺りの高台に設置されています。国道112号と407号とが
交わる安良岡北交差点の南側です。 地形の関係なのか、近い位置に2つの中継局が設置されています。

当中継局は、アナログ時代には、GTVのみの開局でしたが、デジタルでは、NHK−Gも開局しています。
NHKが総合テレビのみ開局しているのは、この辺りでは、東京総合テレビは視聴できても前橋総合テレビ(群馬県域)は
視聴できないためと思われます。

アナログ時代と同様に太田市辺りは、東京基幹局 (←デジタルではスカイツリー)が視聴できる地域と思われます。
(一部地域では足利中継局も受信できると思われます。なお、足利中継局のNHK−Gは栃木県域放送です。)

当デジタル中継局の開局は、GTVが2010年2月、NHK−Gが2013年1月末です。(NHK前橋では、2012年4月から
県域放送を始めています。)

今回、しくいち様より画像の提供を受けました。ご覧ください。


アナログ時代の2007年4月に当方が訪問した時の画像は、こちらから


アナログ時代の当中継局は、小高い丘の薄暗い樹林の中と云った感じでしたが、現在では丘は削られ、隣接する専門学校の
駐車場になっているそうです。 (他サイトの画像を見ると、2015年4月時点では、樹林のままのようです。)

グーグルの航空画像を見ると、駐車場が中継局を取り囲むように造られているのが確認できます。また、現在の所有者(?)の
学校法人 太田アカデミーの専門学校HPには、校舎の背景に当中継局が写りこんでいる画像が複数掲載されています。


今回は、遠景画像で紹介します。


西側から見た遠景です。

 


少し近づいた位置から、もう1枚。 手前には、太陽光発電パネルが設置されています。

 


こちらは、当方が2007年4月に、同じ方向から撮影した画像です。 様子がかなり異なります。

詳しくは、2007年4月のページをご覧ください。

 


全景です。

鉄塔を拡大しました。

 

送信アンテナは、アナログ時代と同じく、4L2段1面+4L1段1面の構成です。(このアンテナは、アナデジ共用だったようです。)
角度を変えて2枚。

 


角度を変えて2枚。
受信は、3mグリッドパラボラにて大田金山中継局を放送波受けです。(NHK−Gも共用と思われます。)

 


グリッドパラボラの下段には、アナログ受信アンテナ跡と思われる基台が残っています。

なお、上段のパラボラは、アナデジ兼用で受信していたらしく、下段に取り付けられていたアナログ受信の
4mグリッドパラボラは、アナデジサイマル期間に撤去されているようです。

 


局舎です。 前後に2棟あるように見えます。 樹木が取り払われたため遠くからでも見えます。

 


こちらは、当方が2007年4月に撮影したアナログ時代の局舎です。

資料を確認すると、GTVは、この局舎を継続使用しているようです。NHKは、この局舎の裏側に新築したようです。

 


GPSとモニターアンテナです。

 


当方が2007年4月に訪問した際に利用した西側の進入路にあった、きらびやかなホテルは今は無く、
その場所には、専門学校の寮(学生マンション)が新築されているとのことです。


学校法人 太田アカデミーが経営する「太田情報商科専門学校HP」の施設紹介画像にも、当中継局がハッキリ写っています。

というか、やはり敷地の一部ですね。(上記、学生マンションも確認できます。)


同法人のHPより



こちらは、太田中継局付近から見た、親局の大田金山中継局のアンテナです。

 

中継局データ

アナログ GTV
チャンネル 31ch
出力 30W

当中継局では、アナアナ変更がありました。変更前のチャンネルは36chでした。

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK−G GTV
リモコン
チャンネル 31ch 34ch
出力 各局とも 3W

NHK−Gのデジタルチャンネルはアナログ時代のGTVのチャンネルです。


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