送 信 塔 見て歩き
群馬県 ・ 中継局


妙義テレビ中継局  2013年7月撮影 (下方に2007年2月撮影の参考画像もあります)

しくいち様より、2025年10月撮影の現状画像が届きました。 こちらからご覧ください。


妙義中継局は、富岡市妙義町北山に設置されています。(工場敷地内に設置のようです。)
上信越自動車道を藤岡から軽井沢方面へ走行していると下仁田を過ぎて、しばらくの地点で左側に見えます。
以前から少し気になる中継局でしたが、NHKとGTVのみの中継局のため、横目で通り過ぎるだけでした。

デジタル時代になり、東京民放5社も開局しましたので状況を見てきました。

訪問してみると、現時点ではアナログ設備の大半は残っているようでした。

ここでかつてのアナログ中継局の説明です。
開局はNHKが1972年12月、GTVが1986年4月です。2社別々に設置の中継局です。
送信アンテナは、両社とも4L1段1面+6L1段2面の構成です。(NHKは2波共用)
受信はどちらも3mグリッドパラボラにて下仁田中継局受けです。(NHKは2波共用)

2009年12月末に全社同時にデジタル化されました。


それでは、画像で紹介します。


遠景です。 中継局がある場所は、工場敷地内のようです。

 


このポイントからは、3基の鉄塔が見えます。

通りからは崖の上にあるように見えます。デジタルと旧NHKアナログが重なっています。

 

まずは、旧NHKアナログです。


NHKアンテナの跡です。

受信パラボラは残っています。

 

続いて、旧GTVアナログです。

全景と鉄塔の拡大です。 こちらは、アナログ設備がそのまま残っているようです。

 


送信アンテナの拡大です。

 


資料には無い、向こう向きのパラボラがあります。

開局日は、NHK、GTVとも横川中継局と同時開局のようです。

なお、GTVはアナアナ変更の対象でした。19ch→34chへの変更です。
当中継局を受けている横川中継局の受信設備にも変更があったものと思われます。

(パラボラが北西にも向いているのは、妙義中継局から横川中継局へは垂直偏波による放送波送信をしていた
との情報がありました。←未確認です。)

 


この位置からは、NHKとGTVのアナログパラボラが見えます。
また、NHK中継局の局舎らしい建物も、ちらっと見えています。
 


続いて、デジタル中継局です。 デジタルでは、東京民放5社も開局し、全社共用で中継局を新築しました。

デジタル鉄塔と旧NHKアナログ鉄塔です。 倍率を変えて2枚。

 

デジタル鉄塔を角度を変えて2枚。

 


送信アンテナは、アナログと同じ形式が2セットです。

下仁田中継局放送波受けのオフセットパラボラです。

送信アンテナは、上段がTBS・CX・EX・TX・GTV共用、下段がNHK2波・NTV共用です。
これは、送信チャンネルのハイ・ロー別と思われます。

 


当中継局には、TTL固定局が併設されています。(全社共用)

左側のオフセットパラボラで下仁田局を受けて、右側高い位置の90cmプレートパラボラで横川中継局へ送ってます。
 


以下は、参考にどうぞ。(高速走行中の撮影につき、ボケ・ブレありです。)


 


拡大しました。 鉄塔は、2本見えます。 2007年2月撮影
 



上記画像は、この高架付近からの撮影です。こちらは、2013年7月撮影

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 GTV
チャンネル 17ch 15ch 34ch
出力 各局とも 10W

アナログテレビでは、東京民放5社は中継局を設置していません。

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 NTV TBS CX EX TX GTV
チャンネル 20ch 13ch 14ch 30ch 29ch 32ch 38ch 31ch
リモコン
出力 各局とも 1W

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