送 信 塔 見て歩き
群馬県 ・ 中継局


片品東小川テレビ中継局  2022年5月撮影

片品東小川中継局は、利根郡片品村東小川の高台にあります。
目立つ目標物がなく、場所が説明しづらいのですが、国道120号を日光白根山方面に進み「道の駅尾瀬かたしな」を過ぎて
約3.5km辺りの集落で左に折れ、小道を戻る方向にどんどん登って行き、突然開けたところにあります。
(この小道、地図を見ると片品温泉方面へ抜けれるようです。)

最初に、かつてのアナログ中継局の説明です。
開局は、NHK・東京民放4社(テレビ東京を除く)・GTVが1977年1月、テレビ東京が1993年2月です。
(なぜか、テレビ東京の開局が異常に遅いです。長い間、北関東の片田舎をパスしていたようです。)
なお、テレビ東京の開局に合わせ中継局を更新しています。

中継局は、パンザマストにミニBOXと云う全社共用ミニサテ局です。
送信アンテナは、8素子リングアンテナ1段1面+5素子リングアンテナ1段1面の構成です。
受信は、約90m離れた地点で全社共用16素子リングアンテナ1基で片品中継局受けです。

2009年12月に全社同時にデジタル化されました。

それでは、現在の様子を画像で紹介します。 



遠景です。 左隅に受信点、右側奥の樹木が途切れたところに送信点です。

 


送信点の拡大です。

別角度から。

当中継局は畑の奥にあり、獣除けなのか、周囲に柵(電気柵?)が張り巡らされ、立ち入ることができません。
そのため、公道からの遠景撮影です。

 


送信アンテナは、全社共用8素子リングアンテナ1段1面+5素子リングアンテナ1段1面の構成です。(アナログ時代と同じです。)

 


機器を少し角度を変えて2枚。

 


続いて、受信アンテナです。 送信点から少し離れた場所にあります。 アナログ時代も、ここにあったようです。
片品中継局を放送波受けです。

 

角度を変えて2枚。 形式は、16素子リングアンテナがひし形配列です。親局の片品中継局の送信チャンネルの関係で、2グループに分かれています。
上段が、ハイチャンネルのNHK−G,E・NTV・EX・GTV、下段がローチャンネルのTBS・CX・TXです。

ローカル局の受信アンテナにしては、かなり豪華な施設です。

 

 


こちらは、受信アンテナが向く親局の方向です。 送信点からは、左側に続く樹木のため見通せません。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 NTV TBS CX EX TX GTV
チャンネル 35ch 33ch 37ch 39ch 41ch 43ch 47ch 45ch
出力 各局とも 0.1W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 NTV TBS CX EX TX GTV
チャンネル 20ch 26ch 25ch 22ch 21ch 24ch 23ch 17ch
リモコン
出力 各局とも 0.01W

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