送 信 塔 見て歩き
群馬県 ・ コミュニティFM局
本局は、 N様提供の画像です。


FM OZE 本局  2022年3月撮影(N様提供)、

FM OZEは、群馬県沼田市にある沼田エフエム放送が運営するコミュニティFM局です。1997年11月に開局しています。

本社・スタジオ、そして送信所は、沼田市中心部にある「テラス沼田」に設置されています。
このテラス沼田は、市役所などが入居する複合施設です。(かつては、大型ショッピングセンターでしたが、すべて撤退後、
市が買い取り2019年5月からは、主に市役所として活用されています。当FMは、市役所入居以前からこの地にあります。)

送信アンテナは、屋上に設置されています。

建物の全景を角度を変えて2枚。

 


見上げショットでの遠景です。

屋上に鉄塔があります。 角度を変えて2枚。

 

送信アンテナの拡大を角度を変えて2枚。

FM OZE様のHPによると、アンテナは水上(北)・白沢(東)・昭和村(南)に向いているそうです。

  


パラボラがあります。 椎坂峠の利根町中継局向けのSTLアンテナです。

 


建物の表札です。

当FMでは、本局のほか2006年に利根町の椎坂峠に中継局が設置されました。


N様によりますと、3月の段階では、椎坂峠は雪が深く、中継局へは訪問できなかったとのことでした。

そこで、5月のGWを利用し、当方が訪問してきました。 なお、日程の都合で曇りの日の早朝に訪れたため、若干暗い仕上がりです。、

利根町中継局  2022年5月撮影

中継局の名称ですが、FM OZEのHPでは時期により4つの名前が出てきますが、当HPでは「利根町中継局」と表示します。


保守道を登ってくると、最初に現れるのは、物置状のもの2つとパラボラです。

ここは、受信点のようです。


別角度から。

 


さらに正面側から。

パラボラの拡大です。

別角度から。

 


パラボラ(沼田)方向です。 樹木が伸びてきているようです。

 


ケーブルに表示があります。 STLと確認できました。

フェンスにGPSがあります。

 


局舎です。2棟あります。HPによりますと送信機器のほか発電機もあるそうです。

局舎として使っているのは、大手メーカー製の物置です。

また、予備用なのか光ケーブルが枝を渡るように空架最短ルートで登っています。

 


ところで、送信アンテナは、どこでしょうか。 東方向に振り返ると、奥の少し下がった場所に何かあります。

 


受信点から下のほうを覗います。  何かあります。

 


これが送信アンテナのようです。 他では見かけない形状です。

少し近づいて撮影。

 


正面側です。 樹木で覆われ、よく見えません。
HPによると、このアンテナは、ドイツ製とのことです。水平ダイポールに反射器が付いたような形状で、2段2面です。
上記画像で説明すると、右向きが利根地区向け、左向きが吹割れの滝方向とのことです。

なぜドイツ製を採用したのかは、HPには書かれていません。

 


送信アンテナの敷地の様子です。

 


送信点付近から、受信点を見上げます。

送信点は、受信点の東側、約100mの地点(しかも沼田方向からは下がった位置)です。

他サイトの画像では、訪問は完成直後らしく、周りが開けていますが、今回訪問すると樹木が大きくなっています。


椎坂峠は、群馬県沼田市と栃木県日光市を結ぶ国道120号のルート上にある標高・約800mの峠です。尾瀬への観光や
スキー場へ向かう道路として利用されてきました。ただ、道路は急カーブの連続で、冬場は凍結でよく通行止めになったとのことです。

そこで、2013年11月に峠越え区間をトンネルで抜けるルートが開通しました。峠には、「オルゴール館」など観光施設もありましたが、
需要が見込めないと判断されたのか、トンネル開通前の2012年には閉館したとのことです。

今回訪問すると、寂れた建物がそのまま放置されていました。また、早朝だったせいもありますが、峠を超える車はありませんでした。
 


広い駐車場を囲むように建物が並んでいます。

 


一番西側に山へ入る林道入口があります。

 


林道途中には、別荘地売り出しのボロボロの看板がありました。 この辺りは、別荘地だったのでしょうか。そんな感じはしませんでした。

中継局へは、この看板を過ぎてすぐ、林道から分かれて保守道入口があります。


ところで、ふもとから中継局が見えるポイントがあるか探ってみました。(直接訪問とは、別の日の撮影です。)


この画像は、「利根沼田望郷ライン」と「国道120号」が交差する「生枝川久保交差点」付近から撮影したものです。
左寄りに赤い屋根のオルゴール館が見えます。

 


オルゴール館を拡大しました。

 


オルゴール館が真横に見える位置まで、望郷ラインを下りました。

中継局は、右上の平らな辺りです。 このポイントから望遠レンズで覗いてみます。

 


何か白いものが見えます。パラボラの上半分のようです。
 


ところで、先ほどの「生枝川久保交差点」付近から、椎坂峠から南へ延びる尾根の端にテレビ中継局が見えます。 白沢中継局です。
今回は、時間の関係で、訪問していませんが、別ページで中継局の説明をします。

 

送信所データ

FM OZE  76.5MHz 20W (利根町中継局は、10W)


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