送 信 塔 見て歩き
茨城県 ・ ラジオ中継局
しくいち様提供の画像です。


IBS宝篋山FM中継局(つくば中継局)  2021年7月撮影

IBSでは、県南地域をより広くをカバーするために筑波山南方の宝篋山(小田山)にFM補完中継局を設置しました。
2021年7月1日の開局です。IBSでは、AM放送からFMへ放送への転換に向け、順次FM局を整備しているとのことです。

県南をサービスエリアとする中継局として守屋中継局がありましたが、当中継局開局と同時に廃局になりました。
平地にある中継局では、カバーするエリアが狭かったようです。
と云うか、当中継局が開局したことで茨城県内だけでなく、南関東の平野部をカバーできるようになった気がします。
(山梨の三ツ峠中継局と同じような位置付けでしょうか。)

2019年秋以降、株主構成が大きく変わり、放送会社の運営方針も変わったと推察されます。

今回、しくいち様より開局当時の画像提供を受けました。ありがとうございます。
 


宝篋山(小田山)の全景です。

 


山頂部を拡大しました。

  


さらに拡大しました。 山頂部に3つの構造物が確認できます。 右隅はNHK筑波テレビ中継局です。
 


それでは、ここからは直接訪問の画像です。


全景です。

 


送信アンテナを角度を変えて2枚。

形式は、5素子八木1面+3素子八木1面の構成です。

南西と南東に電波を発射しているようです。

 


反対側から見たアンテナの様子です。

 

5素子八木の受信アンテナです。 角度を変えて2枚。 

加波山を受けていると思われます。

 

局舎が2棟あります。 角度を変えて2枚。

 

それぞれの局舎の拡大です。 この局舎、どこかで見たような気がします。 下方で確認します。

 


白い局舎に「i−FM」と書かれた表札があります。
型紙をあてて、スプレーしたように見えます。(周辺がにじんでいます。)

GPSもあります。
 

茨城放送では、この当時はFM補完のことを i−FM と云っていたようですが、現在は LuckyFM としています。
  


ところで、局舎を『どこかで見たような』と書きましたが、当中継局は、アナログテレビ放送時代にNHKが筑波宝鏡固定局として
日立テレビ中継局へ番組伝送をしていた建物をそのまま再利用して設置されています。

当方は、2007年8月に当地を訪問しておりますので、当時の様子と比較してみます。 当時の詳しい様子は、別ページをご覧ください。


山頂部の遠景です。 上・2007年8月  下・2021年7月

以下は、左が2007年8月、 右が2021年7月の様子です。

全景です。 なお、左側にあった民放固定局は撤去されたようです。

 

ラックです。

 

局舎です。

 

手前局舎の扉の拡大です。 当時はNHK固定局の表札がありました。 現在は、局舎は濃い色に塗られ
扉は新調されたようです。

 

もう一つの局舎です。 この局舎、2007年時点でも2021年時点でもケーブルが繋がっておらず、
使われていないようですが、なぜかまだ存在してIBSの表札まであります??。

 

ロゴまたは表札の拡大です。  2021年画像では、白く消された跡に、薄くNHKの文字が見えます。
  

しくいち様、画像提供をありがとうございます。
 

中継局データ

IBS FM 宝篋山中継局  88.1MHz  100W


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