送 信 塔 見て歩き
茨城県 ・ 中継局


常陸鹿島テレビ中継局  2005年8月、2017年8月撮影

はじめは、2005年8月の訪問記です。

常陸鹿島中継局は、鹿嶋市の中心部の北側、カシマサッカースタジアムも見通せる台地にあります。
1979年12月に全局同時開局の共用中継局です。当中継局では、NHKのみ2004年12月にデジタル放送を開始しています。
(民放は、まだデジタル放送を始めていません。)

遠景を角度を変えて2枚。 東南側は少し低地なっており住宅地です。北と西側は同じ高さで畑が広がっています。

 

鉄塔の全景を角度を変えて2枚。東京タワー受信の八木アンテナが目立ちます。

 

送信アンテナを角度を変えて3枚。

上段は東京民放5社共用、下段はNHKのアナログ・デジタル4波共用です。
形式は、アナログのみの時と変わらず、4L2段2面+4L1段2面です。

それと、2003年1月にアナアナ変更に合わせて民放でも送受信アンテナを更新していることが分かりました。
デジタル対応にもなっているかもしれません。

日付が前後しますが、NHKは1983年11月(?)に、民放は1989年12月(?)に指向性を変更しているようです。

はっきりしませんが、NHKと民放では、微妙にサービスエリアが異なるようです。(1段側のチルト角が違うように見えます。)

 

受信アンテナの全体と八木アンテナの拡大を2枚。

八木アンテナは東京タワー受信アンテナです。12素子八木2列と8素子八木2列が計7セットあります。
12素子八木は、個別に東京民放各社の受信アンテナ、8素子はNHK−G,Eの予備アンテナです。

 

受信パラボラを角度を変えて2枚。

3mグリッドパラボラは、NHK2波共用佐原中継局受け(アナログ)です。1998年3月に親局を東京タワーから変更しています。
2段のプレートパラボラは、筑波山固定局受け(デジタル受信TTLダイバシティ)と思われます。

 


鉄塔基部の様子です。

 

局舎を角度を変えて2枚。 別棟の建物もあります。

 


モニターアンテナです。

ラックです。

鉄塔下部に向きが不明のアンテナとブースターのようなものがあります。

モニターアンテナは、アナログとデジタルは別と見ました。 八木アンテナがデジタル?

 


敷地の様子です。

裏側に門があります。


近くにカシマサッカースタジアムが見えました。


2017年8月に、実に12年ぶりに再訪問してきました。
ただ、曇りがちの日で、少し暗い写真しか撮れずガッカリです。 記録写真としてどうぞ。

離れた位置からの遠景と、すぐそばからの全景です。

 

さらに全景を2枚。 沢山付いていた八木アンテナが無くなり、スッキリしています。 また、新たに先端近くと下部にパラボラが増設されています。

 

送信アンテナです。角度を変えて2枚。 前回訪問とは変化が感じられません。  (右画像は、参考のために2005年画像を掲載。)
やはり2003年1月の更新で、デジタル対応済みだったようです。

 

上下段パラボラの全景です。
右画像の高い位置と低い位置にある正面向きの1.8mプレートパラボラは民放の佐原TTL受けです(スペースダイバシティ)。
また、高い位置にある右向きのパラボラは、銚子中継局に併設されているNHK神栖中継局向けのTTLパラボラと思われます。

佐原受けのパラボラの間隔が大きく空いています。想像するにアナデジサイマル時代に、この間に八木アンテナがあったため
取り付けできなかったのだと思います。

 

この2基のパラボラは、NHKの筑波固定局受けTTL(スペースダイバシティ)です。 小さいパラボラは、民放の佐原受けスペースダイバシティの下段です。

 


上部のパラボラです。左は民放佐原受けの上段。 右はNHK神栖送り。

八木アンテナが2方向に向いています。(水戸と佐原のモニター用?)

 


敷地の様子です。
今回訪問すると、こちら側に門がありました。

局舎です。
 

 


民放はデジタルでは局舎を独立させ、旧アナログ(現NHKデジタル)局舎の隣に新築しました。

 

こちらは、アナログ時代は民放も入っていた、現NHKデジタル局舎です。角度を変えて2枚。

向こう側が正面のようで、そちらに表札もあるらしいです。 なお、今もあるかは未確認です。

 

こちらは、新築された民放のデジタル局舎です。角度を変えて2枚。

 


民放局舎には、こちら向きに表札があります。

 


電源局舎も民放分が増築されたようです。

 

GPSなど角度を変えて2枚。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 NTV TBS CX EX TX
チャンネル 31ch 16ch 33ch 37ch 41ch 29ch 47ch
出力 各局とも 30W

当中継局では、NHK−G・TBS・CXを除きアナアナ変更が行われました。
変更前のチャンネルは、NHK−Eは27ch、NTVは35ch、EXは43ch、TXは45chでした。

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 NTV TBS CX EX TX
チャンネル 20ch 26ch 25ch 22ch 21ch 24ch 23ch
リモコン
出力 各局とも 3W

当中継局では、NHKと民放では、デジタルでの開局時期が異なっていました。 (NHKは2004年12月、民放は2008年12月)
したがって、1回目訪問の2005年8月では民放各社は、放送を開始していませんでした。


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