送信塔見て歩き

送信塔　見て歩き
福島県・中継局

滝根テレビ中継局　　２００４年８月撮影

滝根中継局は、田村郡滝根町の矢大臣山にあります。

今回、過去の画像を整理している中で、それらしい鉄塔が映っているコマがありましたので参考に掲載します。

田村郡小野町の「リカちゃんキャッスル」付近から見た超遠景です。（電柱が目障りで申し訳ありません。）
右側の大きな鉄塔が目につき撮影しました。テレビ中継局は左隅です。

拡大しました。手元の資料では放送用鉄塔は４本あるようです。細長い２本の鉄塔は携帯電話基地局らしいです。

ここでアナログ中継局について書いておきます。
当中継局で一番最初に開局したのはＦＣＴで１９７０年４月です。続いてＮＨＫは少し遅れて１９７０年８月に開局しています。
その後は、ＦＴＶが１９７４年１１月、ＫＦＢが１９８１年９月、ＴＵＦが１９８３年１２月です。

開局順がイレギュラーなためか、中継局はＦＣＴとＫＦＢが共用以外、ＮＨＫ・ＦＴＶ・ＴＵＦの３社は単独です。

送信アンテナは４Ｌ２段３面＋３ｍグリッドパラボラ（垂直偏波）の構成です。（ＮＨＫとＦＣＴ・ＫＦＢは、それぞれ２波共用、他社は単独）

なお、３ｍグリッドパラボラからの送信は一般家庭向けではなく、富岡中継局送りのためのものと思われます。
対向の富岡中継局では、この滝根中継局の電波を受けるために４～４．２ｍの大型パラボラを設置しています。

受信は、ＶＨＦ局が個別の８素子八木、ＵＨＦ局も個別の９０ＣＲにて、全社福島基幹局（笹森山）受けです。

中継局データ

ＮＨＫとＦＴＶは１０Ｗではなく、なぜか８．８Ｗです。小野中継局との絡みでしょうか？。

記事は取材当時の地名で掲載しています。滝根町は２００５年３月１日に周辺町村と合併し田村市になっています。

福島県のアナログテレビ放送は２０１２年３月３１日をもって終了しました。デジタルチャンネルについては、デジタル中継局を未取材につき未掲載です。