送 信 塔 見て歩き
福島県 ・ 中継局
N様提供の画像で紹介します。


小野テレビ・FM中継局  2022年7月撮影

小野中継局は、田村郡小野町小野新町の高台に設置されています。小野町の中心部の北方、
町役場から約1.8km辺りです。資料では愛宕山になっています。

最初に、かつてのアナログ中継局の説明です。
当中継局は、NHK・FTV・FCTのみが開局していました。開局はNHKが1965年12月、
FTVが1966年6月、FCTが1980年3月です。 3社個別に設置しています。

NHKとFTVは1960年代に開局ですのでVHF送信です。アンテナは、チャンネル個別にST1段です。(NHKではEが上段。)
FCTは4L1段4面です。

受信はNHKとFTVは、約150m離れた地点で、個別の8素子八木2列にて福島基幹局(笹森山)受け、
FCTは送信点で2.4mグリッドパラボラにて滝根中継局受けです。
(NHK2波とFTVの受信点が送信点と離れた場所にあるのは、当中継局からの送信電波の回り込み混信を避けるためと思われます。)

2010年11月にデジタル化されました。

当中継局には、NHK−FM中継局が併設されています。開局は1971年1月です。
アナログテレビと共用です。アナログ終了後は、FM単独設置になっています。

それでは、画像で紹介します。


全社共用デジタル中継局


全景です。

 


少し離れた位置(NHK−FM鉄塔下)から見た鉄塔の様子です。

 

全景と鉄塔の様子です。

 

送信アンテナを角度を変えて2枚。

 


受信パラボラを角度を変えて2枚。

 

局舎を角度を変えて2枚。

 


表札です。

 


ラックです。

 

GPSが2か所にあります。

 


モニターアンテナです。

 


鉄塔基部です。
 


NHK−FM中継局


FM中継局(局舎)の遠景です。

  

送信鉄塔は局舎から離れた位置にあります。 (アナログ時代からテレビとは別鉄塔です。)

 

送信アンテナはST1段です。 角度を変えて2枚。

 

鉄塔基部と銘板です。

 

局舎を角度を変えて2枚。

 


表札です。

アナログ側引き込み部です。
埋められています。

 

受信アンテナは5素子八木、笹森山受けです。 下段の3素子八木は、何でしょうか?。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 FTV FCT
チャンネル 1ch 5ch 3ch 21ch
出力 1W 1W 1W 10W

当中継局では、KFBに53ch、TUFに55chが割り当てられていましたが、アナログテレビでは開局に至りませんでした。

福島県のアナログテレビ放送は2012年3月31日をもって終了しました。

NHK−FM  84.0MHz  3W


デジタル NHK総合 NHK教育 FTV FCT KFB TUF
チャンネル 40ch 38ch 48ch 50ch 17ch 52ch
リモコン
出力 各局とも 1W

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