送 信 塔 見て歩き
福島県 ・ 中継局
表郷テレビ中継局 2022年5月撮影
表郷(おもてごう)中継局は 白河市表郷三森の武鉾山(たけほこやま・標高 423m)の西側中腹に設置されています。
旧表郷村の一部地域などをサービスエリアにする中継局です。
なお、国土地理院の地図では武鉾山となっていますが、建鉾山(たてほこやま)のほうが通りがよいようです。
(当ページでは、国土地理院に合わせます。)
また、山頂へは東西から登るルートがあるようでしたが、中継局が西側中腹のため、西の「高木口」から 山頂往復のコースで訪問しました。
ここで、かつてのアナログ中継局の説明です。
当中継局では、アナログ時代にはNHKとFTVのみの開局です。(いわゆるUHF社は開局していませんでした。)
開局は、NHKが1974年8月、FTVが1982年2月です。
施設は送信鉄塔は共用、局舎は別々です。送信アンテナは3波共用6L2段2面。
受信は、送信点でNHK−Gは8素子八木、Eは5素子八木、FTVは8素子八木にて、全局
笹森山(福島基幹局)受けです。
とある登山系サイトには、NHK局舎と鉄塔・受信アンテナの一部分が写っている画像がありました。
2010年1月にデジタル化されました。アナログでは開局していなった民放3社もデジタル新局として開局しています。
それでは、現在の様子を画像で紹介します。
国道289号線沿いから見た遠景です。 車の場合、中継局へはこの角で曲り、奥の駐車場に止めるのが便利です。
ふもとから、中継局を拡大しました。
辺りは樹木で覆われ、また狭い場所で下がって撮影できないため、見上げ位置からの合成画像で、全景を紹介します。
また、鉄塔を角度を変えて2枚と、上部の拡大です。
デジタル中継局は、アナログ中継局の隣接地に全社共同で新築されました。今回訪問すると、アナログ中継局の痕跡はありませんでした。
受信は、全社共用3mグリッドパラボラにて福島基幹局(笹森山)を 放送波受けです。 角度を変えて2枚。 |
敷地の様子です。 |
反対側から見た局舎です。 |
表札です。局名表示はありません。
ここからは、訪問ルートの説明です。
中継局(の最寄駐車場)へは、国道289号線を「建鉾山遊歩道 駐車場」の看板の所で曲り、突き当りを左に曲り、砂利道を進みます。
JRバス専用道を横切ると、その空き地が駐車場兼登山口です。
JRバス専用道は、旧 白棚線(はくほうせん)の鉄道敷地跡を利用して、現在はバス専用道となっています。
自動車はもちろん自転車・歩行者も通行禁止です。(線路と同じ扱いです。)
最短ルートだからと云って、この道を通らないでください。(左右に気を付けて横切るのはOKです。)
ここが駐車場です。登山口の看板があります。 |
看板を拡大しました。 |
駐車場に車を止め、後は登山道を登るのみです。
中腹の中継局までなら10分ほどで到着します。山頂までも、あと5分ほどです。
この長い階段を登ると中継局です。 この手前にも短い階段もあります。
中継局から山頂までの登山道の様子はパスして・・・
山頂からは、アンテナが下方に見えます。
送信アンテナを拡大しました。
山頂からは、北方向のみ風景が見渡せます。
山頂から東側へ行きませんでしたので、登山道の様子や見える風景は未確認です。
上記画像の中央部を拡大しました。 目立つ山があります。 また、奥の山々には、雪が残っています。
ところで、武鉾山は「日本武尊(やまとたけるのみこと)」に因む信仰の山とのことです。
白河市のHPによると『伝説によれば日本武尊(やまとたける)が東征した際、この山頂に鉾を建てて神を奉斎したとされ、
頂上に建鉾石といわれる岩と小祠がある。』とのことです。 (興味がある方は、HPをお探しください。)
こちらが、山頂です。 実際に大きな岩と祠(ほこら)があります。
なお、山頂は狭く、シートを広げてお弁当を食べるような平面もありません。
山の反対側で今回は訪問しませんでしたが、東側登山口には「都々古和気神社」もあります。武鉾山は、この神社などの所有のようです。
中継局データ
アナログ | NHK総合 | NHK教育 | FTV | |||
チャンネル | 51ch | 49ch | 53ch | |||
出力 | 各局とも | 3W |
福島県のアナログテレビ放送は2012年3月31日をもって終了しました。
デジタル | NHK総合 | NHK教育 | FTV | FCT | KFB | TUF |
チャンネル | 16ch | 13ch | 21ch | 22ch | 23ch | 20ch |
リモコン | 1 | 2 | 8 | 4 | 5 | 6 |
出力 | 各局とも | 0.3W |
©2022 送信塔見て歩きWeb