送 信 塔 見て歩き
福島県 ・ 中継局


西郷羽太テレビ中継局  2022年5月撮影

西郷羽太(にしごうはぶと)中継局は、西白河郡西郷村羽太の県道281号(通称・増見小田倉線)の真名子川に 架かる
「甲塚橋」の橋詰を東に折れた先の細い道沿いにあります。ポツンと建っていますので発見は容易です。

かつてのアナログ中継局の説明です。当中継局は アナログとデジタルでは、設置場所が異なります。

アナログ中継局は、現在のデジタル中継局の北西側に約300m離れた動石神社の裏山(資料には、「カブラクチ山」と
書かれてありますが、ネットを検索しても名前がヒットしませんでした。)

また、置局していたのは、老舗の3社(NHK・FTV・FCT)のみです。開局は全社同時に1982年1月です。

送信アンテナは、全社共用4L2段2面(垂直偏波)です。
受信は送信点で全社共用16素子リングアンテナ2列2段にて白河中継局受けです。

当中継局は、当初デジタル化の予定は無く、アナログ終了直前になって突如置局が発表されました。
電波の飛びが見込みとは違っていたようです。

デジル化されたのは2013年3月です。アナログでは開局していなかったKFB・TUFも開局しています。
また、設置場所が高台から地上に変更されています。

それでは、画像で現在の様子を紹介します。


 

南側の離れた地点からの撮影です。中継局は、画像の中央です。 アナログ中継局があったのは、一番左側にある建物の上あたりの尾根と思われます。

 


拡大しました。ポツンと建っています。 


全景を角度を変えて2枚。 こちらは、橋の上からの撮影です。

 


さらに別角度から。

鉄塔の様子です。

 

送信アンテナを角度を変えて2枚。 8素子リングアンテナ3段2面(垂直偏波)です。

 

敷地の様子を角度を変えて2枚。

 

受信アンテナは、ひし形配列です。角度を変えて2枚。

 


補助金の銘板があります。

監視装置のアンテナと思われます。

 


受信アンテナが向く方向です。

親局については資料がなく未確認ですが、アナログと同じ白河中継局と思われます。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 FTV FCT    
チャンネル 40ch 42ch 48ch 50ch
出力 各局とも 0.1W

福島県のアナログテレビ放送は2012年3月31日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 FTV FCT KFB TUF
チャンネル 37ch 38ch 39ch 35ch 36ch 40ch
リモコン
出力 各局とも 0.01W

KFBとTUFはデジタル新局です。


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