送信塔見て歩き

送信塔　見て歩き
福島県・中継局
Ｎ様提供の画像で紹介します。

岩代テレビ中継局　　２０２２年７月撮影

岩代（いわしろ）中継局は、二本松市百目木名目津（どうめきなめつ）の高台に設置されています。
二本松市立旭小学校から国道４５９号を挟んで、すぐ南側です。（資料では鳥上山になっています。）

最初に、かつてのアナログ中継局の説明です。

当中継局はＮＨＫとＦＴＶのみの中継局です。開局は、ＮＨＫが１９６８年６月、ＦＴＶが１９７１年１１月です。
中継局は２社別々の設置です。

送信アンテナは、チャンネル個別の５素子八木１段２面です。（ＮＨＫはＧが上段です。３つのチャンネルともＶＨＦ送信です。）

受信は、ＮＨＫは送信点で個別の８素子八木２列、ＦＴＶは約２００ｍ離れた地点で８素子八木にて、
全局福島基幹局（笹森山）受けです。
（ＦＴＶは、隣接チャンネル受けのため、離れた場所での受信かと思われます。ただし、未確認です。）

デジタル中継局の開局は、ＮＨＫが２０１０年１０月、民放は４社同時にアナログ終了後の２０１３年１月末です。

古い資料を紐解くと、当中継局の民放のデジタル化は、ＦＴＶは他局でカバーのため置局不要、他の３社は非該当となっており、
当初は開局の予定は無かったようです。アナログ終了後、難視聴が発覚したと思われます。

それでは、画像で紹介します。

遠景です。

鉄塔部を拡大しました。

全景と鉄塔の様子です。

資料が無く状況がはっきりしませんが、ＮＨＫではアナログ中継局を継続使用し、
そこへ民放が隣接地に共用局舎を新築し、鉄塔をＮＨＫと共用したと思われます。

送信アンテナを角度を変えて３枚。

局舎の全景です。

鉄塔基部です。

銘板です。

中継局データ

福島県のアナログテレビ放送は２０１２年３月３１日をもって終了しました。