送 信 塔 見て歩き
福島県 ・ 中継局
N様提供の画像で紹介します。


いわき湯本テレビ中継局  2022年2月撮影

いわき湯本中継局は、JR常磐線・湯本駅のすぐ北側、いわき湯本病院裏の高台に設置されています。
湯元温泉街をサービスエリアにしています。

この地区はデジタルでは、いわき南中継局のサービスエリア内と思われますが、地形の関係で難視聴地区なのだと
思われます。

かつてのアナログ中継局の説明です。
TUFを除く各局は、1983年12月に開局しています。TUFは1984年10月の開局です。全社共用のミニサテ局です。

送信アンテナは、全社共用8素子リングアンテナ4段2面です。

受信は全社送信点で、NHKは個別の8素子八木、FTVも8素子八木にて、水石山にある いわき平中継局受け、
FCT・KFB・TUFは3社共用16素子リングアンテナにて、湯ノ岳にある いわき中継局受けです。

2010年10月にデジタル化されました。

それでは、画像で紹介します。



保守道を登ってきたところから見た遠景です。

 

全景を角度を変えて2枚。

資料がなく確実なことは言えませんが、アナログ中継局の隣に同じ形式でデジタル中継局を新築したようです。

  

送信アンテナを角度を変えて3枚。形式は、アナログ時代と同じ全社共用8素子リングアンテナ4段2面です。

 


鉄塔基部です。

機器を別角度から拡大しました。

 


受信アンテナは、ひし形の平面アンテナのようです。 
低い位置に設置されています。

画像は、表側と裏側です。

資料がなく見た目ですが、親局は、いわき南中継局のようです。 

当地域は、アナログ時代には、主となる中継局が、水石山に「いわき平・水石(VHF主)」と湯ノ岳に「 いわき・勿来(UHF主)」の
2つあり、両方は補完し合っていたようですが、デジタルでは、 いわき南(旧いわき・勿来)中継局を主局にし、いわき北(旧平・水石)
中継局は南中継局がカバーできない地域向けの補完的な局にしたようです。
(デジタルでの北・南は、NHKの呼称で、民放は、北を水石、南を いわき としています。)

説明を書いているうちに、どちらのどの局のことなのか、混乱してきました。

表にしてみました。 

湯の岳
アナログ
湯の岳
デジタル
水石山
アナログ
水石山
デジタル
NHK 勿来 いわき南 いわき いわき北
FTV いわき湯の岳 いわき いわき平 水石
FCT いわき 水石
KFB
TUF

整理すると、老舗2社が混乱のもとのようです。

 


GPSです。

民放は、補助を受けて開局したようです。銘板があります。

 



湯本山神社です。

投稿者様によりますと、この湯本山神社裏から中継局へ行ける保守道があるそうです。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 FTV FCT KFB TUF
チャンネル 40ch 42ch 38ch 48ch 50ch 52ch
出力 各局とも 0.1W

福島県のアナログテレビ放送は2012年3月31日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 FTV FCT KFB TUF
チャンネル 15ch 23ch 18ch 22ch 19ch 20ch
リモコン
出力 各局とも 0.01W

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