送 信 塔 見て歩き
福島県 ・ 中継局
N様提供の画像で紹介します。
原町テレビ・FM中継局 2022年9月撮影
原町中継局は、南相馬市原町区高倉の二ツ森山に設置されています。浜通り北部の広い範囲をサービスエリアにしています。
かつてのアナログ中継局の説明です。
開局は、NHKとFTVが1964年9月、FCTが1970年10月、KFBが1981年9月、TUFが1983年12月です。
KFBとTUFが共用以外は、各社単独で中継局を設置しています。
送信アンテナは、VHF送信のNHKとFTVは大型の90CR2段3面(NHKでは、Gが上段)、FCTは6L2段2面、
KFBとTUFは共用6L2段2面です。
受信はNHK2波とFTVは約1km離れた地点でNHKは2波共用3mグリッドパラボラにて飯舘中継局受け、
予備に8素子八木2列2段にて福島基幹局受け(いつから飯舘受なのかは未確認です。)、
FTVは、90CR2列にて福島基幹局受け、UHF3社は送信点にて、FCTは3mプレートパラボラ、
KFBとTUFは共用4mグリッドパラボラにて、それぞれ富岡中継局受けです。
2007年12月にデジタル化されました。
ここでFM中継局について書いておきます。
開局はNHKが1971年9月、エフエム福島が1997年4月です。NHK−FMはテレビに同居、エフエム福島は
FTVに同居です。
送信アンテナは、どちらも3素子八木1段2面です。NHK−FMは、アナログテレビの上、エフエム福島は
テレビの下に取り付けです。
受信は、NHK−FMは約700m離れた場所で5素子八木にて福島基幹局受け、エフエム福島は送信点で
5素子八木にて福島基幹局受けです。
RCF
FM補完中継局は2018年8月2日から試験電波を発射し、開局は12月1日です。
なお、資料が無く、設備については不明です。
当中継局は、遠景画像で紹介します。
遠景です。
拡大しました。
放送関係の鉄塔の拡大です。 |
こちらは、行政系・業務系の鉄塔でしょうか。 |
登山系サイトなどを参考にすると、放送関係のほうは、左から「エフエム福島」「デジタルテレビ・NHK−FM」、
一つ飛んで「RFC
FM」、業務鉄塔は、左が「東北電力」らしいです。
ここでデジタル中継局の説明です。
当中継局は、NHKアナログ中継局をデジタル化したようです。
送信アンテナは、既存鉄塔の先端部に4L3段2面が取り付けられました。
受信は約1km離れたアナログと同じ場所で、全社共用4mグリッドパラボラにて飯舘中継局を放送波受けです。
なお、当地域は東日本大震災での原発事故の影響で、エリア人口はアナログ時代に比べ、少ないと思われます。
中継局データ
アナログ | NHK総合 | NHK教育 | FTV | FCT | KFB | TUF |
チャンネル | 8ch | 4ch | 10ch | 58ch | 48ch | 50ch |
出力 | V・Uとも | 100W |
福島県のアナログテレビ放送は2012年3月31日をもって終了しました。
NHK−FM 83.3MHz 30W
エフエム福島 78.6MHz 100W
RFC FM 90.2MHz 100W
デジタル | NHK総合 | NHK教育 | FTV | FCT | KFB | TUF |
チャンネル | 15ch | 14ch | 25ch | 27ch | 29ch | 26ch |
リモコン | 1 | 2 | 8 | 4 | 5 | 6 |
出力 | 各局とも | 10W |
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