送 信 塔 見て歩き
福島県 ・ 中継局
N様提供の画像で紹介します。


広野町SFM  2022年9月撮影

福島県双葉郡広野町では、町内でのラジオ放送の難聴改善のため、無線システム普及支援事業費等補助金
(民放ラジオ難聴解消支援事業)を活用して、公設公営型のFM中継局を2か所に設置しています。

中継局が設置された背景には、もともとラジオの難聴地区であった広野町ですが、東日本大震災やそれに伴う
原発事故、その後発生した福島新潟豪雨・令和元年の台風19号等の災害などを受け、住民の防災意識の
より一層の高まりにより、ラジオ放送の受信環境の整備が求めらてきたことがあります。

中継局は「中央台SFM」と「広洋台SFM」の2局が設置されています。本年(2022年)1月下旬に開局(本免許)
しているようです。(RFCでは、2月1日に特別番組を放送していますので、正式開局は2月1日かもしれません。)

それでは、中継局を個別に紹介します。
 

中央台SFM 広洋台SFM

 

当SFMのシステムは、NHKテクノロリーズがWebに公開している資料 によると、

いわき市の「福島県いわき市合同庁舎」で受信した電波(信号)をエンコードし、VPN装置からフレッツ光回線を
経由して、中央台送信所(親局)へ送り、光信号を電気信号に戻して再送信しています。
また、広野台送信所へは、中央台送信所で分岐した光信号を広野町の光ファイバー網に乗せ換えて伝送しています。
 

中継局データ

NHK第1  89.0MHz  0.1W
RFC   90.2MHz  0.1W
FM福島   78.6MHz  0.1W

周波数・出力は、両局共通です。


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