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山形県 ・ 中継局


米沢デジタルテレビ中継局  2011年8月撮影

米沢デジタル中継局は、アナログテレビ中継局があった笹野山ではなく、南部の標高が高い天元台高原に新設されました。
天元台にデジタル中継局が設置されたのは、より広くエリアを確保するためと思われます。出力もアナログの笹野山と
同じ100Wですので実質10倍以上の増力です。
実際、いくつかのデジタル中継局では、アナログに比べ出力を落としたりして、サービスエリアが変わった中継局があります。


ロープウェイの高原駅を出ると正面の奥に、アンテナが見えます。

 


最初は局舎が見えません。

近づいてきました。

デジタル中継局は、高原の北側端にいくつかのパラボラ鉄塔とともにあります。

 


ここは米沢盆地を見渡せる絶好の位置です。すぐ横には、展望台もあります。

 

全景を角度を変えて3枚。

 

局舎も角度を変えて3枚。

 


 

表札です。

 

鉄塔です。送信アンテナは、1面2段チルトが掛かっています。パラボラは西蔵王向きと思われます。放送波受けでしょうか?。
予備受信用(?)に、2列のリングアンテナがあります。

 

 

 


パラボラの銘板です。刻印してありますが、読み取れません。

 


GPSです。
 

局舎の屋上です。基礎やフランジのままですので、
増設があるかもしれません。

 


天元台高原には、地元ケーブルテレビのNCVが受信点を設けています。

この鉄塔は、アナログ時代には仙台民放受信用に使われていましたが、天元台デジタル中継局のチャンネルが
仙台アナログ波と同一のため、影響のないVHF波(TBC,OX)も含め配信中止となってしまったとのことです。

ケーブルテレビでは、特別な場合を除きデジタル放送の県外波配信はされていませんので、現在はFM仙台の
受信にのみに使われていると思われます。

 

仙台受信用と山形受信用のものがあるようです。

 


局舎です。

表札です。「NCV 天元台中継所」とあります。

 


仙台UHF受信パラボラ(?)です。

ところで、現在アナログ電波が出ているのは、岩手・宮城・福島の3県のみですが、天元台で問題なく仙台VHF波が受信できました。



業務系無線局です。一番右に新築中です。

 


こちらは、火焔の滝展望台方向から見た各種鉄塔です。
デジタル中継局は一番左、ケーブルテレビは、一番右です。

 


こちらは、スキー場中腹から見た各種鉄塔です。

 


デジタル中継局を拡大しました。
 

 

 


こちらは、天元台高原から見た笹野山アナログ中継局です。

 


天元台高原へは、ふもとに車を置いてロープウェイで登るのが一般的です。
高原部には各中継鉄塔のほか、広場・遊具・レストラン・レストハウス・テニスコート・ペンション村などがありました。
また、ここから上は、スキー場になっています。夏場はスキーリフトで北望台まで登り、その周辺を散策する
トレッキングコースになっているようです。

ふもとのロープウェイ駅です。

 


逆光でスミマセン。

自分の影が写ってしまいました。スミマセン。

 

山頂駅です。


天元台高原の風景と、ここから見える風景です。


中央は、ロープウェイ駅です。

 


スキー場、西吾妻山方向です。

 


デジタル中継局横の展望台です。

広場に鐘がありました。

 


上記展望台からの風景です。樹木が大きくなっているのが気になりました。

 


高原の一番北側にある「火焔の滝展望台」です。

これが「火焔の滝」です。最上川の源流の一つだそうです。

 


少しスキー場を登ったところから見た「天元台高原」の全景です。 左(南)にロープウェイ駅やレストランがあります。
中央の建物はペンション村です。北寄りに各社の鉄塔が並んでいます。

 


上記画像の鉄塔部分を拡大しました。米沢の街も見えます。左から2本目の鉄塔の上部の白い点は、笹野山の中継局です。

 

中継局データ
デジタル NHK総合 NHK教育 YBC YTS TUY SAY
チャンネル 28ch 24ch 32ch 34ch 37ch 40ch
リモコン
出力 各局とも 100W

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