送 信 塔 見て歩き
山形県 ・ 番外編
S様提供の画像で紹介します。


鮭川村GF(鮭川岩下中継局)  2024年11月撮影

山形県最上郡鮭川村に設置されているギャップフィラーシステムの紹介です。
当GFは、2011年1月に開局しています。(免許は前年12月)

東北管内では7局目、山形県内では2局目の開局とのことです。
総務省の報道発表を見るとGF局であるにもかかわらず「鮭川岩下中継局」の名前で紹介されています。
(送信出力が強めだからでしょうか?)
なお、村の固定資産台帳には、岩下ギャップフィラー施設の名前で載っています。

当GFは、鮭川村と真室川町の各一部、約400世帯を対象に放送しています。(鮭川村は、太っ腹ですね。←村内だけを
エリアにするならば、アンテナを北寄りに向ける必要は無く、東に向ければよいです。)

と、ここまで書いて、アナログ時代には新庄中継局が受信できる地域だったのかと調べたところ、当GFの南南西
約3km辺りの山にNHKと民放2社共用の鮭川中継局が設置されていたことが分かりました。
(対象エリアは約1300世帯)

多分、新庄デジタル中継局からの電波の届き具合が予想と違っていたものと思われます。
となると、当GFは旧鮭川中継局のエリアを補完する役目もありそうです。
(そのため、特別に「鮭川岩下中継局」の名前が付けられている、と想像しました。)
 


全景です。 角度を変えて2枚。

設置場所は、村立鮭川中学校の北東側、県道58号がカーブしている辺りの道路脇です。
高台(崖の上?)に設置されており、鮭川と県道35号に沿った南北に広い範囲をカバーしているようです。

 

送信アンテナを角度を変えて3枚。 北東・南東にアンテナが向いています。

 


低い位置に受信アンテナが取り付けられています。 新庄中継局放送波受けと思われます。
受信アンテナは2基あり、チャンネルが離れているSAYのみ別アンテナでの受信かもしれません。

送受信点が同じ場所にあるGF局を初めて見たような気がします。また、回り込み対策がされていないように見えます。
と思って調べてみると、送受信チャンネルが違っていました。

GF局って、送受信チャンネルは同じと思っていたのは、思い込みだったのでしょうか。
さらに調べてみると、SFNである必要は無いようです。(勉強になりました。)

 

機器を角度を変えて2枚。

 


表示です。

 

中継局データ

デジタル NHK総合 NHK教育 YBC YTS TUY SAY
チャンネル 40ch 35ch 42ch 44ch 46ch 48ch
リモコン
出力 各局とも 0.05W (50ミリW)

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