送 信 塔 見て歩き
宮城県 ・ 中継局
石巻テレビ中継局 2025年5月撮影
デジタル中継局は、KHBアナログ鉄塔を継続利用し、局舎は新築されたようです。
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鉄塔上部の拡大です。
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アナログ時代の当中継局の画像がネット上に見当たらなかったので、国土地理院の過去の空中画像を見ると
KHBアナログ局舎は、鉄塔の下にあったようです。現在の小さい局舎とは別の場所です。
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中継局裏へ回り、地面を見ると杭が西側斜面に続いています。
![]() 杭です。 降りていきます。 |
![]() 何か人工物が見えます。 |
![]() 中継局から距離約30m下った斜面にもう1基3mグリッドパラボラが 鎮座しています。 角度を変えて2枚。 アナログ時代には、通路を挟んで反対側にMMTのグリッドパラボラも |
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![]() 敷地の様子です。 |
![]() 振り返ると中継局が見えます。 |
![]() 借用標識式です。幹事社はKHBのようです。 |
![]() 鉄塔に銘板があります。 |
このパラボラも全社共用仙台基幹局放送波受けです。送信鉄塔のものと対でスペースダイバシテイを組んでいます。
なぜなのかを調べると興味深いことが分かりました。話はアナログ時代に遡ります。
ミヤギテレビが1986(昭和61)年10月24日に「石巻局フェーディング対策」と題する研究報告をテレビジョン学会に発表しています。
それによると、仙台基幹局との距離約45kmのうち約40%が海上伝播となり、フェージングによる画質低下が開局当初より問題と
なっており、それに対応すべく1981(昭和56)年から約2年間に渡り発生状況を調査し、スペースダイバシティ受信が最適と判断
したとのことです。
サブアンテナの設置場所は標高別に3か所調査し、94m地点が最も良い結果が得られたとのことです。
(メイン受信アンテナの標高は105m)
この時の調査がデジタル受信でも生かされているようです。
受信アンテナ越しに見た風景です。
拡大しました。松島方向と思われます。
中継局データ
宮城県のアナログテレビ放送は2012年3月31日をもって終了しました。
デジタル | NHK総合 | NHK教育 | TBC | OX | MMT | KHB |
チャンネル | 39ch | 37ch | 41ch | 43ch | 45ch | 47ch |
リモコン | 3 | 2 | 1 | 8 | 4 | 5 |
出力 | 各局とも | 0.3W |
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