送 信 塔 見て歩き
宮城県 ・ 中継局


村田テレビ中継局  2025年5月撮影

村田中継局は、柴田郡村田町村田の相山公園の一画に設置されています。東北自動車道・村田IC出入り口付近から
北北東へ約900m辺りです。 グーグルマップでは、昭忠碑・英霊之碑と書いてある場所です。

最初に、かつてのアナログ中継局の説明です。
開局は、NHKとMMTが同時に1973年1月、続いてOXが1973年2月、そして最後にTBCとKHBが
同時に1986年1月です。事情を知りませんが、変則的な開局順です。
NHK・OX・MMTが共用、TBCとKHBが共用の2グループに分かれて設置されています。

送信アンテナは、全社とも6L1段3面です。組み合わせは、NHK組ではNHK2波共用、民放2社共用に分かれています。
(民放側が上段です。)TBCとKHBは2社共用です。

受信はTBCとOXが送信点で、他社は北へ約500m離れた高台で受けています。
アンテナはNHK−Gが8素子八木、NHK−Eが8素子八木2列、TBCが8素子八木、OXが12素子八木2列、
MMTとKHBは個別の3mグリッドパラボラにて、全局仙台基幹局受けです。
電波状況がよく分かりませんが、NHKは受信状況が厳しいようです。

2008年12月末にデジタル化されました。
デジタルでは局舎を全社共用で新築し、鉄塔はNHKなど3社が使っていたものを継続使用です。

それでは、画像で紹介します。



全景です。 すぐそばには忠魂碑が建っています。

 

全景の拡大と鉄塔の見上げショットです。

 

送信アンテナはアナログ時代と同様、6L1段3面です。(全社共用)

 


敷地の様子です。

 


局舎です。

表札です。

 


受信パラボラは、仙台方向ではなく、西に向いています。

全社共用2.4mプレートパラボラにて村田固定局TTL受けです。

ここで、村田固定局についての説明です。

村田固定局は、蔵王町と川崎町の境界付近の山中に設置されています。宮城蔵王カントリークラブの東側、一等三角点「一本楢」
(国土地理院地図では437.7の表示がある場所)付近です。

今回は、時間の関係で訪問できませんでした。こちらのブログに全景画像があります。
『つかピロの宮城で三角点探し』 一本楢(一等三角点)

 


パラボラの銘板です。 1000MHz帯です。

 

モニターアンテナとGPSです。

 

鉄塔下部とラックの様子です。

 


銘板が4枚あります。アナログ時代のもののようです。 上段左から順番に見ていきます。

 


MTBとは、ミヤギテレビのことのようです。

これはNHKの銘板ですね。

銘板を読み取るとMMTでは送信点で2.4mグリッドパラボラ受けのようです。(予備?) 

 


OXですので仙台放送の銘板です。
 

下段の1枚です。
この鉄塔、アナログ時代はNHK・OX・MMT共用だったことが確認できます。

 
中継局へは、公園北東側の広い駐車場に車を止めて、この階段を登るのが便利です。 登りきると野球やサッカーができそうな広場があります。

 

広場の縁を半周すると鳥居があります。 ここが中継局への進入路です。 社(やしろ)の裏へまわり、直進です。

 


しばらく行くと何か見えてきました。 車道は別ルートから来ています。途中で合流

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 TBC OX MMT KHB
チャンネル 54ch 50ch 60ch 58ch 56ch 62ch
出力 各局とも 3W

宮城県のアナログテレビ放送は2012年3月31日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 TBC OX MMT KHB
チャンネル 43ch 41ch 45ch 47ch 49ch 51ch
リモコン
出力 各局とも 0.3W

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