送信塔見て歩き

送信塔　見て歩き
宮城県・中継局

登米テレビ中継局　　２０２５年５月撮影

登米（とよま）デジタル中継局は、登米（とめ）市登米（とよま）町寺池の高台に設置されています。
中継局は、個人住宅敷地に置局のようでしたので、道路からのみの撮影です。

最初に、かつてのアナログ中継局の説明です。
状況がはっきりしませんが、アナロク中継局は、現在のデジタル中継局の東約１００ｍ辺りの樹林の中にあったようです。

開局は、老舗ＶＨＦ３社が同時に１９７３年４月、ＭＭＴが１９７４年１月、ＫＨＢが１９７７年１１月です。
ＫＨＢが単独設置で、他社は鉄塔・局舎とも共用です。送信アンテナ４Ｌ２段３面です。（共用中継局ではアンテナは全社共用）

受信は全社送信点でＮＨＫ２波とＴＢＣはそれぞれ個別の８素子八木、ＯＸは８素子八木２列、ＭＭＴとＫＨＢは個別の２．４ｍ
グリッドパラボラにて全局仙台基幹局受けです。

２００９年７月末にデジタル化されました。デジタルでは、全社共用となりました。また、約１００ｍほど移動したようです。
（場所移転の件は、最終確認が取れていません。念のため）

デジタル中継局は、道路から１段高い場所に設置されており、外部から鉄塔下部の取材は難しいです。

全景です。

鉄塔を見上げてみました。

鉄塔上部です。

送信アンテナです。

受信オフセットパラボラです。

ＧＰＳが見えます。

局舎でしょうか。　ちらっと見えます。

付近には、通信会社の鉄塔もあります。

ところで、中継局があるのは登米（とめ）市登米（とよま）町ですが、同じ漢字を書いて読み方が異なります。

なぜこうなっているのか調べると、その昔この辺りは「とよま」と呼ばれていましたが、明治時代なって郡制が採用された時に
簡易な読み方として郡の名前は「とめ」と読むようにしたとのことです。ただ、町の名前は「とよま」のままとしたようです。

合併でできた登米市は郡の流れからか「とめ」と読み、旧町名は大字の一部となり「とよま」のままです。
そう云えば、同じようなことが千葉県の山武でもありましたね。

中継局データ

宮城県のアナログテレビ放送は２０１２年３月３１日をもって終了しました。