送 信 塔 見て歩き
秋田県 ・ 中継局
青森県のO様提供画像で紹介します。
大館デジタルテレビ中継局・NHK−FM花矢中継局 2012年7月、10月撮影
秋田県の大館デジタル中継局は、大館市の大山の山頂部にあります。2006年10月にデジタル化されました。
アナログ時代にも、全社が個別にテレビ中継局を設置していました。(AKTとAABは共用)
(アナログ中継局が撮影時点で残っていますので、あわせて掲載します。)
東側から見た遠景です。
拡大しました。 山頂部に目立つデジタル中継局が見えます。その周りに3つ鉄塔があります。
まずは、かつてのアナログ中継局です。開局が1960年代と古いNHKとABSは、当中継局ではVHF波での送信です。
また、NHKとABSは、大館中継局という名称の中継局を、先に小田代山に設置した中継局に名付けたため、当中継局は
花矢中継局と名乗っていました。
後発のUHF2社は小田代山には中継局を設置していないため、当中継局を大館中継局としています。
送信出力がV波が3W、U波が100Wと大きく異なるため(通常はU波はV波の3〜4倍)V局は補間的な中継局のようです。
青森県との県境に近いため、各中継局とも北方向へは送信していません。
まずは、アナログ中継局から紹介します。
NHK中継局
NHK中継局は、山頂部にあります。デジタル中継局横です。
アナログテレビ送信アンテナです。 上・総合テレビ、下・教育テレビです。 |
電源局舎のようです。右奥はデジタル局舎です。 |
チャンネルが9chと2chのため共用できず、別々です。5素子八木1段2面(垂直)
アナログテレビアンテナを見上げてみました。
FM局舎と表札です。新しく見えます。
FMの局舎はアナログテレビ終了後に改修され、表札もFM中継局に |
この3枚は、FM送信アンテナです。3素子八木1面(垂直)です。 |
FM鉄塔は、アナログテレビ終了とは関係なく、元々別鉄塔です。
FM鉄塔の基部と銘板です。 |
テレビの受信はNHK−Gは、約60m離れた場所で5素子八木(2基合成)、NHK−Eは、約160m離れた場所で
5素子八木(2基合成)にて、2波とも大館局受けでした。
FMの受信は約70m離れた場所の5素子八木で大館中継局を受けています。
上記アンテナが、どの社のどのチャンネルのものかは未確認です。
ABS中継局
ABS中継局は、山頂部からほんのわずか下がったところにあります。
送信アンテナは、5素子八木1段2面(垂直)です。 受信は、中継局付近で5素子八木(2基合成)にて大館局受けでした。
局舎です。 |
別角度から。 |
表札というか、案内板です。 |
機器が転がっていたとのこと。 |
電力線が切られています。 |
AKT,AAB中継局
UHF2社は共用です。(AKT単独に後からAABが同居しました。)山頂部の少し南側にあります。
局舎です。 |
扉には2社のロゴがあります。 |
壁面にはAKTのロゴのみです。 |
隣接地にはAABの電源局舎があります。 |
受信は3mプレートパラボラで鷹巣中継局受けでした。 |
こちらも電力線が切られています。 |
パラボラの上にある90CRが何なのか未確認です。パラボラとは、少し向きが違うようです。
全社共用デジタル中継局
テレビ全社共用で、山頂部のNHK中継局の隣に新築されました。
全景です。左手前に見えるのは、ABSアナログ局舎です。 |
表札です。 |
開局当初は、パラボラは1基だったようです。ダイバシティ方式にしたのでしょうか。
全局、黒森山固定局からのマイクロ波伝送です。また、当中継局は花輪中継局の親局です。
GPSです。 |
4基のリングアンテナもあります。これも後付です。 |
山頂から少し下に神社があります。ここまでは、何とか車で来ることができるようです。
中継局データ
アナログ | NHK総合 | NHK教育 | ABS | AKT | AAB | |
チャンネル | 9ch | 2ch | 11ch | 57ch | 59ch | |
出力 | 3W | 3W | 3W | 100W | 100W |
アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。
NHK−FM 85.7MHz 1W
FM秋田は、中継局を設置していません。
デジタル | NHK総合 | NHK教育 | ABS | AKT | AAB | |
チャンネル | 15ch | 14ch | 17ch | 18ch | 20ch | |
リモコン | 1 | 2 | 4 | 8 | 5 | |
出力 | 各局とも | 10W |
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