送 信 塔 見て歩き
秋田県 ・ 大潟村


NHK秋田 大潟ラジオ放送所  2009年8月撮影

NHK秋田第2放送の基幹放送所は、500KWという大出力のため市街地での電波障害を避けるため、第1放送とは別の秋田市中心部からは
遠く離れた大潟村の八郎潟そばにあります。1971年4月1日に、ここからの運用を開始しています。

なぜ、秋田から大電力により送信しているかと云えば、NHKラジオ第2放送は、全国同一の放送をしており、拠点局を大電力化することで
中継局局数を抑え、さらには外国電波の混信の軽減や難聴の改善を図るためで、秋田局が拠点の一つに選ばれました。

秋田以外は、札幌・東京・熊本の各第2放送が出力500KW化されています。秋田はその中で最初に増力が行われた局らしいです。
(もう1局の大電力局の大阪第2は出力300KWです。大阪を含めた5局で全国をカバーできるそうです。)


ここからの放送電波は、私の地元の富山でも一日中、地元局なみに入感しています。ラジオ放送に興味を持ちはじめた中学生のころ、
断片的な知識しかなく、なぜ遠く離れた秋田の放送が日中でも入るのか不思議でなりませんでした。
(反対に第1放送やABSが入らないのも謎でした。)とんでもない大出力で放送していることを知ったのは少し後でした。

男鹿半島から富山までは、すべて海上伝播ですので受信できるのは当然です。放送所の規模は、菖蒲久喜や大阪・羽曳野などを
先に訪問しているため、大きくは感じられませんでした。
ただ、局舎からかなり離れた場所にも、NHKの注意看板があり、敷地全体をフェンスで囲ってあるわけではないので、もしかしたら想像以上に
広大な敷地なのかもしれません。東京や大阪に比べ通りから鉄塔までの距離が近いので太く感じます。



寒風山山頂付近から見た遠景です。 放送所は、画像中央です。

 


上記画像の中央部分の拡大です。

 


遠景です。

 


前の通りから見た全景です。 ここから局舎まで200mほどあります。

 

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全景を角度を変えて3枚。

 

鉄塔を角度を変えて3枚。

 


頂環です。直径10mです。(看板より)

別角度から。

鉄塔基部です。

 

局舎を角度を変えて3枚。

 


入口前です。

看板です。鉄塔の高さは165mとあります。それと海抜は0mです。

 


ロゴです。

表札です。ピカピカ光っています。フェンスが映っています。

 

STLと思われます。3mプレートパラボラの向きが微妙に違うような・・・。放送会館と大森山の2か所に向いているのでしょうか。 (未確認です。)

 


支線基部です。同じ方向に2本引っ張っています。

 


別の支線基部です。別のコンクリートの塊もあります。

 


周囲には案内板が所々にあります。

こんな案内板もあります。

 



風景画像をどうぞ。 左の山は寒風山です。 ラジオ塔は、右隅近くです。 合成



寒風山デジタル中継局から見た遠景です。 ラジオ塔は左側の樹木が切れている間にあります。

 


樹木が切れている間の部分の拡大です。

 

放送所データ

NHK第2放送  774KHz   500KW


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