送 信 塔 見て歩き
岩手県 ・ 中継局
八戸市のO様提供の画像で紹介します。


久慈大川目テレビ中継局  2011年12月撮影

岩手県久慈市をカバーするテレビ中継局は、久慈中継局もそうでしたが、大川目中継局もアナログとデジタルでは、
異なる場所に設置されました。まず、アナログ中継局から紹介します。


久慈大川目アナログテレビ中継局

久慈大川目アナログテレビ中継局は、久慈市沢里地区の高台にあります。県立久慈高校の北西側です。
久慈中継局でカバーできない久慈市西部をエリアにしています。

遠景です。

 


全景です。

送信鉄塔です。

送信アンテナは、全社共用の2L1段2面です。下にある8素子八木アンテナは、
NHKの総合と教育の受信アンテナです。(チャンネルごとに1本です。)

鉄塔の高さが低く見えます。調べてみると10.5m高でした。通常は14mぐらいありますので、やはり低いです。

 


送信アンテナの拡大です。

すぐ横にもう1本、柱があります。
送信鉄塔の高さが低く、受信アンテナが全部取り付けられなかったのか、民放の受信アンテナは近くの別の鉄柱に
取り付けられています。NHKを含め全社、久慈中継局受けです。

受信鉄塔の各アンテナを拡大しました。


先端は、TVIとMIT共用の90CRです。

中段の8素子八木はIBCの受信アンテナです。

その受信鉄柱ですが、開局は民放ではTVIが先で1982年11月、IBCが1983年12月です。それでかは
知りませんが、TVIの受信アンテナが上にあります。(ちなみにNHKは1971年9月の開局です。)

 


局舎です。

別角度から。

 


ロゴがあります。最近のものです。

各社別に銘板が付いています。
局舎は、各社共用です。なお、ロゴを見ても分かるとおりIATは、アナログ中継局を設置していません。

続いて、デジタル中継局です。


久慈大川目デジタルテレビ中継局

デジタルテレビ中継局は、久慈市大川目町の高台に設置されました。アナログ中継局とは、南西方向へ4kmほど
離れています。ちょうど町を挟んだ反対側になります。2010年1月にデジタル化されました。IATはデジタル新局です。

進入路から見た全景です。

 


全景です。


鉄塔です。

 


敷地の様子です。

局舎です。

 


鉄塔上部です。

GPSです。
送信アンテナは4L1段1面です。受信パラボラもあります。親局は、久慈中継局と思われますが未確認です。

 


表札です。民放は補助金で建てられたようです。(当初はIATは開局の
予定がなかったそうですが、補助金が出たので開局したと思われます。)

銘板です。
 

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 IBC TVI MIT
チャンネル 54ch 52ch 58ch 56ch 60ch
出力 各局とも

3W

アナログではIATは開局しませんでした。

岩手県のアナログテレビ放送は2012年3月31日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 IBC TVI MIT IAT
チャンネル 30ch 34ch 36ch 26ch 28ch 38ch
リモコン
出力 各局とも

1W

アナログ中継局とは設置場所が異なりますが、実質増力されています。


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