送 信 塔 見て歩き
北海道(手稲山)


札幌 テレビ・FM 基幹放送所  2011年6月撮影

北海道・札幌地区のテレビ・FM基幹局は、札幌市中心部からは北西側の手稲山(標高1023m)山頂部にあります。
北海道でテレビ放送を開始するにあたり、NHKは市内中心部のさっぽろテレビ塔から送信を始めました(STVも同様)。
しかしHBCは、より広いエリアをカバーするため、当時道路もなく未開発だった手稲山の山頂に送信所を設置しました。
遠距離まで電波が届くことが分かると、NHKもSTVも手稲山へ送信所を移転し現在に至ります。(後発テレビ各社は、
開局時から手稲山です。)

山頂へは保守道路(入口の看板によればテレビ山道と云うようです。)が延びていますが、一般車両は通行できません。
また、札幌オリンピックでは、アルペンスキー競技の会場にもなった山です。
今回は一般道路の終点に車を止め、テレビ山道を徒歩にて訪問しました。


STV & HTB共同デジタル基幹放送所

STVとHTB共同のデジタル送信所です。手稲山では、この2社のみが共同でデジタル設備を整備しました。
場所は、双方のアナログ送信所の間になります。デジタル鉄塔は、ラックを延ばせば現在のアナログ局舎から届くような
位置ですが、両社とも局舎に余裕がなかったのでしょうか(?)


STVとHTBの3本の鉄塔です。

 


2社の全局舎です。左からHTB(アナログ)、中央が共用デジタル、右がSTV(アナログ)です。

 

 

 

 


全景と局舎の拡大です。

 


鉄塔です。

局舎のロゴです。

 


デジタル鉄塔のパラボラです。2社のSTLでしょうか(?)

 


鉄塔を見上げてみました。

アンテナです。

 

 

 


2社の中継用アンテナと思われます。
アンテナのすぐ下にあります。

 


アンテナケーブルです。

 

 

 

 


ラックとGPS、モニターアンテナです。

 

鉄塔基部を角度を変えて2枚。

 

放送所データ

地上デジタル放送 チャンネル リモコン 出力
札幌テレビ放送 21ch 3KW
北海道テレビ放送 23ch 3KW

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