送 信 塔 見て歩き
北海道 ・ 中継局


小樽中継局  2011年6月、2018年6月(遠景)撮影

小樽中継局は、小樽市中心部から北側の手宮公園内にあります。中継局の辺りは、高台になっています。
小樽は、札幌中心部から約40Kmで手稲山にも近いですが、間の山に完全に阻まれるためか中継局が必要な地域のようです。

開局は、NHK−Gが1961年1月、HBCは同年4月、STVも同年5月、NHK−Eが1962年6月、HTBが1968年12月、
UHBが1972年2月、TVhが1989年9月です。
当中継局では、基幹局のチャンネルがUHFのHTBが、なぜかVHFにて送信されています。

また、FM放送の中継局も設置されています。開局は、NHKが1969年10月、FM北海道が1983年12月、FMノースウェーブが
1993年8月です。

各中継局は、市内中心部方向に横一直線に並んでいます。東側から、UHB・HTB・TVh共用アナログ、NHKアナ・デジ、STVアナログ、
民放5社共用デジタル、HBCアナログの順です。
なお、デジタル鉄塔はNHK横にあり、NHKと民放の共用です。民放デジタル局舎からSTV局舎の裏側を通る長いラックが延びています。
小樽中継局ではTVhは、アナログもデジタルも他社との共用局舎に収まっています。

中継局の近くには駐車場があり便利です。(訪問時は時刻が遅く閉まっていたので、ゲート前に止めました。)
訪問時には小雨が降っており、しかも夕刻でふもとからの遠景写真を撮ることができませんでした。


付近からの全景(といっても、手前HTBなどのアナログ、奥の大きな鉄塔はデジタル)です。

 


すぐ下の公園内 車道から見た様子です。 左から、HBC・民放デジタル・STV・少し離れてNHKの局舎です。

 


遊歩道(?)から見た、手前からSTV・民放デジタル・HBCの局舎です。
手前のラックは、民放デジタル局舎から鉄塔へ延びるラックです。

 

それでは、駐車場(東)側の中継局から順番に紹介します。


HTB・UHB・TVh 共用アナログ中継局

全景を2枚。

 

局舎を2枚。

 


ロゴです。

 


送信アンテナです。HTBはVHFのSG2段1面です。
(当中継局ではVHFは全局 垂直偏波です。)
UHFは2社共用6L1段2面です。

HTBとTVhの手稲山受信アンテナです。(どちらも
1.8mグリッドパラボラです。)
 

UHBの手稲山受信アンテナは、約70m離れた場所に1.8mグリッドパラボラがあるらしいのですが、足元が悪く確認しませんでした。


NHK(アナログ・デジタル)・FM北海道・FMノースウェーブ中継局


鉄塔のアンテナです。いろいろ付いています。

別角度から。左は全社共用デジタル鉄塔です。デジタル鉄塔は、後ほど民放のコーナーで紹介します。

SG2段1面と云いながら、上下で微妙に方向が異なります。(HTBとは、異なります。)

なお、手稲山受信アンテナは、NHKを含めVHF各社は約300m離れた場所にあるらしいですが、足元が悪く確認しませんでした。

 


NHK局舎です。右奥に小さく見えるのは、HTB局舎です。

表札です。 NHKと民放FM2社のものもあります。

 


FMアンテナです。上段がFM北海道、下段がNHKとFMノースウェーブ共用です。
形式は、垂直ダイポール1段1面です。

受信アンテナ(5素子八木)も同じ組み合わせで設置されています。


STVアナログ中継局


全景です。

鉄塔です。

 


送信アンテナです。SG2段1面

 


局舎です。

表札です。「FMおたる」もあります。


これが゛FMおたる のアンテナです。先端についています。


民放5社共同デジタル中継局

デジタルの開局は、NHKが2007年10月、民放5社が同年11月で、なぜか1か月のズレがあります。


局舎です。

ロゴです。TVhも仲間に入っています。

 


NHK局舎横にある全社共用デジタル鉄塔です。

別角度から。

 

送信アンテナは、上段が民放5社共用、下段がNHK2波共用です。形式はどちらも6L1段2面です。 角度を変えて2枚。

 


鉄塔には受信パラボラが2基あります。

鉄塔下部です。左のラックは、民放用です。
右の局舎は、NHKです。

上段の2.4mグリッドパラボラはNHK2波共用、下段の3mグリッドパラボラはTVh、どちらも手稲山放送波受けです。

他の民放4社の受信アンテナは、約330m離れた地点にあり、4社共用3mプレートパラボラにて手稲山放送波受けです。


HBCアナログ中継局


全景です。

局舎です。

 


送信アンテナです。SG2段1面   このアンテナも上下で向きが異なります。



中継局付近から見た小樽市の風景です。



こちらは、2013年9月撮影の小樽運河の画像です。 この日も雨が降っていました。 合成


2018年6月に観光で北海道を訪問した際に、小樽中継局が見えるポイントがありましたので撮影しました。なお、直接訪問はしていません。


遠景です。

 

鉄塔を拡大しました。角度を変えて2枚。 アナログ設備は撤去済みのようです。

 

それでは、部分部分を拡大します。


デジタル送信アンテナです。

デジタル受信アンテナです。

 


FM送信アンテナです。

FM受信アンテナです。(この下部にもあります。)

 


FMおたる の送信アンテナです。

アナログ時代から残っている鉄塔は、いずれもFMアンテナが付いているNHK鉄塔と旧STV鉄塔のみと思われます。



こちらは、港内の海上から見た中継局の遠景です。

小樽への訪問は3回目ですが、初めて晴れました。

今回はの旅行では、モーターボートに乗り「青の洞窟」と呼ばれる場所まで往復1時間半ほどのクルーズを楽しみました。

小樽中継局が見えるのは市街地側からだけで、向こう側の海上からは見えません。


日和山(ひよりやま)灯台です。
 
長い岩が自立して立っています。

 


この日は、前日が雨だったためか、やや緑色でした。

 


海上から見た小樽市中心部方向です。



こちらは、定番の記念写真ポイントからの小樽運河の様子です。 合成

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 HBC STV HTB UHB TVh
チャンネル 11ch 2ch 9ch 7ch 4ch 26ch 24ch
出力 75W 75W 75W 75W 75W 500W 500W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。

NHK−FM      84.5MHz   100W
FM北海道       81.9MHz   100W
FMノースウェーブ  79.5MHz   100W

FMおたる       76.3MHz    20W


デジタル NHK総合 NHK教育 HBC STV HTB UHB TVh
チャンネル 31ch 29ch 32ch 33ch 20ch 22ch 30ch
リモコン
出力 各局とも 50W

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