送 信 塔 見て歩き
北海道 ・ 中継局
K.K.様提供の画像で紹介します。
三石本町テレビ中継局 2024年9月撮影
三石本町中継局は、日高郡新ひだか町三石本町の高台に設置されています。(三石漁港の北側、町立三石小学校の西側です。)
当中継局は、2014年5月末に開局したデジタル新局です。ネット上を検索したところ、平成25年9月12日に開かれた
新ひだか町町議会の議事録に中継局が設置されることになった経緯が説明されています。
それによりますと、アナログ時代は、この地区は浦河中継局の電波が受信てきていましたが、デジタルでは、浦河中継局と青森基幹局の
NHK−E、STV、UHBのチャンネルが同一で、季節や気象条件により混信することが判明したため、国の補助金制度を利用して中継局が
整備されることになったとのことです。
下北半島より遠く、200km以上も先にある青森基幹局からの電波が混信するとは驚きです。しかしながら、このような現象は、全国の
あちこちで起きています。
三石郵便局付近から見た全景です。
同じ方向から見たグーグルストリートビューです。 引いた遠景です。
送信アンテナの拡大です。 南側(海方向)は小型アンテナです。また、西側(向こう側)はエリアが狭いためチルトしています。
総務省発表のエリア図はこちらから。 サービスエリアは、海岸沿いに西側が約1km、東側が約3kmです。
こちらは、上段のプレートパラボラです。 |
こちらは、下段のグリッドパラボラです。 |
右画像のさらに下にもう1基プレートパラボラがあります。 グーグルストリートビュー参照 @ A
上記画像のパラボラとの2基のプレートパラボラで、スペースダイバシティを組んでいるようです。
資料が無く、はっきりしませんが、NHKとSTV、UHBは浦河固定局からのTTL、他の民放は浦河中継局放送波受けと思われます。
また、西向きのグリッドパラボラは、苫小牧中継局受けの予備アンテナかと思いますが、確認できる資料を持ち合わせていません。
もしかしたら、STVは苫小牧中継局放送波受けかもしれません。(UHBの苫小牧chは、40chのため、無理かと・・・)
中継局データ
デジタル | NHK総合 | NHK教育 | HBC | STV | HTB | UHB | TVh |
チャンネル | 36ch | 34ch | 38ch | 40ch | 44ch | 49ch | 51ch |
リモコン | 3 | 2 | 1 | 5 | 6 | 8 | 7 |
出力 | 各局とも | 0.3W |
©2024 送信塔見て歩きWeb