送 信 塔 見て歩き
北海道 (函館山)
一部、提供画像があります。


NHK函館 テレビ・FM 基幹放送所  2009年5月 撮影

北海道の渡島支庁・檜山地方の基幹放送所は、函館市の中心部にも近い函館山の山頂部にあります。
老舗の局は、山頂の中央部に局舎・鉄塔を構えています。

駐車場がある東側からの全景です。

NHKとHBC(TVhが同居)は並んでいます。


広場がある西側からの全景です。

 


こちらは、東側から見たNHKのみの全景です。

広場からの全景です。

 

局舎を3枚。 駐車場のある東側から1枚と広場のある西側から2枚。

 


ロゴです。

表札です。

ロゴは、建物の東西両側にあります。 

 


鉄塔の全景です。

アナデジアンテナの拡大です。

別角度から

 


鉄塔基部です。

銘板を拡大しました。

NHKでは、局舎裏(広場に面した側)に新たに円柱形の鉄塔を新築し、既存の局舎屋上の鉄塔からアナログテレビとFMのアンテナを
すべて移転させました。
これは、デジタル化の準備と古い鉄塔が老朽化して、アナログ終了時まで持たないと判断されたのだと思います。(未確認です。)

デジタル化に先立ち2001年12月に、まずFMの送信アンテナを新鉄塔に移転し、アナログテレビも翌1月に移転しています。

また、未確認ですがSTVでもデジタル化の準備としてアナログアンテナをNHKアンテナと共用させたようです。

現在、NHK2波(4,10ch)とSTV(12ch)の3波共用と思われます。


ここで、新鉄塔へ移転前のアナログとFMアンテナの様子です。
古い資料によりますと、1本の鉄塔に6段のスーパーターンが2セット(上がG、下がE)とそれに絡むようにLDが8段(FM)取り付けられていました。
 (この形式は、当サイトでは、NHK金沢やSBSのアナログアンテナのページでご覧いただけます。) 


それでは、アンテナを個別に見ます。 まずは、先端のアナログアンテナです。

スーパーターンを角度を変えて3枚。  アナログアンテナは、G・Eと多分STVも共用です。

 

ハイチャンネルは、素子が小さいので、先端部分の拡大です。角度を変えて2枚。

 

中間部は、NHK2波のデジタルアンテナです。3面です。

南東面にはアンテナがありません。アナログ時代には、全方向に電波を出していましたが、デジタルでは、青森側(大間方向)には送信していないようです。

 

さらに下にもスーパーターンがあります。FMのアンテナです。

このアンテナは、5段で上から2段目と4段目がなぜか素子が45゜ずれています??。 太い支柱の中間に付いたスーパーターンは不恰好です。


屋上の鉄塔は役目を終え、基台部分を残し切断されています。 残った部分には、パラボラや八木アンテナが取り付けられています。

FMらしい八木アンテナが2基見えます。向きから見て、松前と江差にある中継局をモニターしているようです。

 

さらに別角度から2枚。

 


2009年5月

大阪府のT様提供の2010年10月撮影の画像です。

パラボラの構成が変わっています。(左の1基が撤去され、右上に新設されています。)



局舎の東面の地上には八木アンテナが3基、南の青森方向に向いています。 一部、画像を加工しています。

グーグルストリートビューで最近の画像を見ると、向かって一番左のFM用以外の、他の2基(アナログテレビ用)は支柱を残し撤去されています。

 

別角度から。さらに2枚。

この八木アンテナ、ただ青森局をモニターしているだけなのか、回線が切れた時の非常用の予備回線を兼ねているか、気になります。

 


HBCとの間にあるモニターアンテナです。
アナログ・FM・デジタルの3基あります。

GPSもありました。


山頂からは、NHK函館放送局が見えました。

 

放送所データ

アナログ   チャンネル 出力(映像)

テレビ NHK総合  4ch 1KW
  NHK教育 10ch 1KW

未確認ですが、STVアナログ波もNHK鉄塔から送信されているものと思われます。12ch 1KW

    周波数 出力
FM放送 NHK−FM 87.0MHz 250W

地上デジタル放送 チャンネル リモコン 出力
NHK総合 18ch 1KW
NHK教育 14ch 1KW

当ページは、2019年9月に画像をリニューアルし、記事も大幅に加筆しました。


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