送 信 塔 見て歩き
沖縄県 ・ コミュニティーFM


FMなんじょう  2018年2月撮影

「FMなんじょう」は、株式会社FMしまじり が運営する沖縄県南城市にあるコミュニティFM局です。2013年2月28日に開局しています。

スタジオは、大里地区にある「イオンタウン南城大里」内にあります。また、送信所は本局のほか 3か所に中継局を配置しています。

ところで、調べてみると「FMなんじょう」は、南城市が設備を整備し民間企業が免許を受け運営する方式で行われています。
なかなか面白いやり方ですね。 と云うことは、無線設備は、すべて南城市の所有地にあると思われます。

今回は、市内 玉城糸数にある本局と大里中継局の2か所を見てきました。


それでは、本局から紹介します。開局は、2013年2月28日です。

本局は、市内 玉城糸数の糸数配水池 敷地隅にあります。
一帯は、糸数城址と呼ばれ、琉球石灰岩を積み上げた城壁などが見られます。観光地であるらしく、若干の訪問客がありました。


配水池前から見た全景です。

少し進んだ位置からです。

 

送信アンテナを角度を変えて2枚。 3素子八木2面です。

 


局舎を角度を変えて2枚。 局名表示は無いようでした。


こちらは、通り過ぎて反対側からの全景です。 左隅に写っているものは、次に紹介します。


続いて、付近のその他の施設です。

FM送信所に隣接して、沖縄県企業局糸数無線中継局があります。


全景です。

表札です。

 


鉄塔です。

局舎です。

 


また、配水池から右奥へ進むと「気象庁・沖縄レーダー(糸数気象レーダー観測所)」もあります。

なんでも、ここは沖縄本島南部で、もっとも標高の高い場所だそうです。
昔はお城、今はレーダーや無線塔、そして配水池があるのも納得です。



南側から見た中継局などの風景、位置関係です。

左から「FMなんじょう」「糸数無線中継局」、ずっと離れて「沖縄レーダー」です。


続いて、大里中継局です。 開局は、2015年3月31日です。

大里中継局のアンテナは、きれいに区画された扇形の大規模住宅地の要の位置にある大里南児童館の敷地隅に設置されています。


全景です。

水平ダイポールアンテナらしいものが鉄柱の上部に取り付けられています。 見かけない形状なので、これがFMアンテナなのか
イマイチ自信がありません。(ただ、ほかにアンテナらしいものがないので、これだと思います。) 

 


鉄柱です。

アンテナです。

 


児童館の看板・表札です。

 


裏側のグランドから見た遠景です。


最初にも書きましたが、「FMなんじょう」は、南城市が設備を整備し民間企業が免許を受け運営する方式(南城市公設民営コミュニティ
FM放送局)で行われています。この契約が2018年2月28日をもって終了のため閉局します。(元々の契約期間が5年でした。)

この後どうなるのかと思っていたら、2月15日に新たな運営者に対して予備免許が交付されました。(調べてみると、昨年8月に次期
運営事業者を公募し、10月には決まっていました。)

それによりますと、新たな運営会社は、「合同会社 南笑事」で、「ハートエフエムなんじょう」の名前で開局するようです。
予備免許の内容を見ると、今の「FMなんじょう」の設備をスタジオや中継局を含め、そのまま継続利用するようです。(周波数も同じです。)
なお、新たな契約期間も5年です。

また、現在の運営会社の「FMしまじり」は、新たに与那原町をサービスエリアとする「FMよなばる」の予備免許を既に受けており、
この3月の開局に向け準備を進めているとのことです。

「FMよなばる」の関係施設の場所は分かっていたのですが、時間の関係で見てくることはできませんでした。

 

送信所データ

FMなんじょう   77.2MHz  20W
大里中継局    77.2MHz   1W


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