送 信 塔 見て歩き
沖縄県 ・ 南風原町


ラジオ沖縄 FM補完中継局  2018年2月撮影 (U様提供の2018年2月撮影の画像もあります。)
                       2017年11月撮影の工事中画像はT様提供です。

全国的にアナログテレビローチャンネル跡地にFM補完中継局が開局する動きが続いていますが、沖縄でも、2017年12月16日に開局しました。

沖縄には中波ラジオ民放が2社あり、RBCはテレビも兼営しており、FM補完中継局はテレビ送信所に併設されることは、容易に予想できますが、
ラジオ専業のROKのFM送信所がどこにできるのか興味がありました。

既存の放送用鉄塔に併設かと思いきや、別の業務用無線鉄塔に参加と聞いて、びっくりです。

と云う訳で、ROKのFM補完中継局は、「一般社団法人 沖縄総合無線センター」が運営する 南風原町新川にある新川集中基地局
(通称 ・ おきなわTOWER)鉄塔の最上部に取り付けられました。
「おきなわTOWER」のHPによりますと、海抜192mの地点に地上高44mの鉄塔だということです。

住所で お気付きかと思いますが、FM沖縄の基幹放送所のすぐ近くです。

2018年2月に直接訪問をし、見てきました。



すぐ前の通りから見た全景です。 右隣は、県立開邦高校の寄宿舎です。
(校舎は通りを挟んで向かい側です。)

別角度から。 U様提供   同じく2018年2月撮影です。
 

 


この画像は、FM沖縄の鉄塔越しに見たものです。
鉄塔を角度を変えて3枚。

 

送信アンテナを微妙に角度を変えながら4枚。3素子八木2段4面です。(上・下)

 


正面から見た敷地の様子です。

 

局舎です。 扉に「沖縄総合無線センター」の名前とともに「ROK那覇FM放送所」も掲示されており、ROKは特別扱いのようです。

 


別角度から。 U様提供   同じく2018年2月撮影です。

 


上部には「おきなわTOWER」の大きな看板があります。

引込部です。

STLらしいアンテナが見当たりませんので、番組伝送は有線のようです。

 

モニターアンテナを角度を変えて2枚。

 


こちらは、沖縄自動車道・西原JCT付近から見た遠景です。(左・FM沖縄、右・ROK FM)

 

ところで、「おきなわTOWER」前の通りの、すぐ北側で道路工事が行われており、開通間近のようでした。首里方向との行き来が便利になるようです。


偶然にも、2009年12月にROK旧送信所の取材で崎山公園を訪れた時に、FM沖縄の鉄塔とともに、この鉄塔も撮影していました。


崎山公園から見たFM沖縄基幹局との位置関係は、こうなっています。  この画像は、2009年12月に当方が撮影したものです。


T様より工事中画像の提供を受けていますので、以前の「おきなわTOWER」 及び 工事の様子を並べてみます。


2009年12月 当方撮影
 

2017年11月 T様提供
支柱が取り付けられています。

2017年11月 T様提供
アンテナ本体が取り付けられました。

この鉄塔では、事前準備として局舎の改修や鉄塔の補強、移動無線のアンテナの移設が2017年7月より行われていました。

FMアンテナの取り付けは11月ですので予定通りの工事です。

 


鉄塔の様子です。T様提供

FMアンテナ部の拡大です。 T様提供

まだ素子が取り付けられる前の状態です。

この画像は11月はじめの撮影です。 11月20日より試験電波が出ていましたので、この直後に素子が取り付けられたと思われます。


さらにエレメント取り付け後の画像が届きました。


11月21日撮影 T様提供


それと、この鉄塔には地元コミュニティFMの fm那覇 も送信アンテナを設置しています。
(というかfm那覇のほうが先で、2017年6月に首里池端町から移転しています。)

コミュニティFMのアンテナは fm那覇 のページで紹介しています。


ところで、「おきなわTOWER」のHPに、鉄塔の利用料金が書かれていました。ROKもこの価格なんでしょうか。もしそうだとしたら格安です。

 

放送所データ

ラジオ沖縄 FM補完中継局   93.1MHz  1KW


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