送 信 塔 見て歩き
沖縄県 ・ 中継局
埼玉県 F様提供の画像です。


於茂登岳 遠望  2013年9月撮影

沖縄県最高峰の山は、ここ石垣島にあります。於茂登岳(おもとだけ・標高526m)が、その山です。


バンナ岳から見た於茂登岳です。 右後方の山。

画像を見ますと、バンナ岳にはNTT多重無線鉄塔があるようです。

 


山頂部を拡大しました。

 


さらに拡大しました。  左 ・ 気象庁レーダー    右 ・ 漁業無線局

ところで、他サイトの画像と見比べますと、鉄塔が1基消えています。(他サイトの画像では、漁業無線局のさらに右に鉄塔があります。)


於茂登岳の放送設備について(アナログ時代の情報につき、現状とは異なると思われます。)

於茂登岳には、NHKの平良テレビ中継局からの放送波を受けて、石垣テレビ中継局と川平テレビ中継局へ電波をマイクロ波で中継する設備があります。
設備の内容は、NHK−GとE、個別に12素子八木2列2段で受けて、石垣中継局へは1.2mプレートパラボラ、川平中継局へは2mプレートパラボラでの
送信です。

一方、民放は「平良中継局→多良間中継局→石垣中継局」の順で放送波の受信・再送信の繰り返しです。

また2012年2月末まで、NHK−FM石垣中継局も於茂登岳にありました。中継局へのルートが災害で一時遮断されたため、テレビと同じパンナ岳へ
移転したそうです。
於茂登岳時代のNHK−FM中継局は、15mの三角鉄塔から送信アンテナはST2段、87.0MHzで100W送信でした。
受信は5素子八木2列1段で平良中継局受けでした。
この鉄塔には、石垣 ・ 川平の各中継局向けのテレビ番組伝送パラボラもありました。

多分、デジタル化で於茂登岳アナログ固定局が不要になったため、あわせてFM中継局を移転させた面もあると思います。

鉄塔が1基消えているのは、そのNHK鉄塔が撤去されたと推測します。デジタル伝送ルートはアナログ時代とは異なり、於茂登岳を経由していません。 

それと、RBCとROKも、於茂登岳にFM送信による中波放送の中継局を設置しています。(こちらは、NHKが移転したあとも、引き続きあります。)
送信アンテナは、漁業無線局の鉄塔を間借りして、2社共用の2L2段2面のアンテナを設置しているようです。(未確認です。) 


©2013 送信塔見て歩きWeb