送 信 塔 見て歩き
熊本県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


砥用テレビ中継局  2016年9月撮影

砥用(ともち)中継局は、下益城郡美里町の四万丈(しまんじょう)山頂から見て北西側の中腹(標高 約400m地点)にあります。
美里町は、2004年11月1日に砥用町と中央町が合併して誕生しました。当中継局は、旧砥用町をサービスエリアとする中継局です。

かつてのアナログ中継局の説明です。
開局はNHKが1964年12月、RKKが1965年8月、TKUが1974年4月、KKTが1983年7月、KABが1990年12月とバラバラです。
中継局の組み合わせも、NHKとRKKは それぞれ単独、TKU・KKT・KABの3社は共用の3グループに分かれて設置されています。

NHK中継局では、送信アンテナは個別に3素子八木1段3面(上がEです)、受信は主に2波共用1.8mプレートパラボラにて
八代中継局受け、予備にGは8素子八木、Eは8素子八木2列にて金峰山受けです。
RKK中継局では、送信アンテナは3素子八木1段3面、受信は18素子八木にて金峰山受けです。(老舗2社はVHF送信です。)
TKU・KKT・KAB共用中継局では、送信アンテナは3社共用2L1段3面、受信は個別の90CRにて金峰山受けです。

2008年11月にデジタル化されました。それでは画像で現在の様子を紹介します。



鉄塔の様子です。

送信アンテナの拡大です。 形式は2L1段3面です。

別角度から。

当中継局では、全社共用で局舎を新築しました。
鉄塔はUHF3社共用中継局のものを継続使用したように資料から読み取れます。なお、アナデジサイマル時代の取り付け方は未確認です。


デジタル鉄塔の銘板です。 電力のところが10Wと読めます。
元UHF中継局鉄塔との証明になると思います。

 

局舎を角度を変えて2枚。

 


看板と云うより、ここでは表札扱いですね。

 

別に局舎が2棟あります。

 

受信は全社共用オフセットパラボラにて金峰山(基幹局)放送波受けです。角度を変えて2枚。

 


GPSです。

 

中継局案内用の表示があります。
 

付近には、行政の無線局もあります。

 


アンテナです。



遠景画像と思われます。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 RKK TKU KKT KAB
チャンネル 3ch 12ch 1ch 53ch 55ch 51ch
出力 1W 1W 1W 10W 10W 10W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 RKK TKU KKT KAB
チャンネル 29ch 31ch 40ch 38ch 46ch 39ch
リモコン
出力 各局とも 1W

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