送 信 塔 見て歩き
熊本県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


鹿北テレビ中継局  2015年10月撮影

鹿北(かほく)中継局は、熊本県北部、山鹿市鹿北町の西岳の山頂から少し北西側にあります。山鹿市北部(旧鹿北町)をサービスエリアにしています。
2010年3月にデジタル化されました。


登山道途中からの遠景です。

拡大しました。

 

アナログ中継局の説明です。
当中継局の開局は、NHKが1970年6月、RKKとTKUは同時に1970年8月、KKTは1988年4月、KABは1993年2月です。
中継局の組み合わせは、NHKとKAB、RKK・TKU・KKTの2グループに分かれています。 RKK・TKU共用局舎にKKTが入った
時点でスペースが一杯になったため、KABはNHKに同居したようです。(未確認です。)

送信アンテナは4L1段4面で、それぞれのグループで全局共用です。
受信は全局個別で、NHK2波とRKKは8素子八木、TKUは1.8mグリッドパラボラ、KKTとKABはそれぞれ90CRです。
全局、熊本基幹局受けです。

当中継局では、RKK、KKT、KABがアナアナ変更の対象でした。
(RKK 41ch→62ch、KKT 49ch→59ch、KAB 28ch→25ch)

また、旧アナログ中継局のうちRKKなど3社の局舎と鉄塔は、山鹿市の防災行政無線局として再利用されているとのことです。
同じ敷地にあるNHKなどの旧アナログ中継局のほうは、鉄塔は撤去されましたが、局舎は残っています。

デジタル中継局は、隣接地に全社共用で新築されました。

それでは、現在の様子を画像で紹介します。



全景と局舎部の拡大です。

手前がデジタル中継局。 奥は旧アナログ中継局(現 防災行政無線局)です。


全社共用 デジタルテレビ中継局

鉄塔の様子と送信アンテナの拡大です。

 

受信オフセットパラボラを角度を変えて2枚。親局は、アナログと同じく、金峰山です。

 


局舎です。

表札です。

 


GPSです。

鉄塔に銘板の代わりに、こんな表示があります。

当中継局には、補助金が出ているようです。


山鹿市 防災行政無線局

元のアナログテレビ中継局の施設の一部を再利用しています。


全景です。

無線鉄塔です。

 


元のRKKなどの局舎です。防災行政無線局は、こちらを使っています。

元のNHKなどの局舎です。現在は未使用と思われます。

 


フェンスに表札があります。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 RKK TKU KKT KAB
チャンネル 37ch 35ch 62ch 45ch 59ch 25ch
出力 各局とも 3W

当中継局では、RKK、KKT、KABがアナアナ変更の対象でした。
変更前のチャンネルは、RKK 41ch、KKT 49ch、KAB 49chでした。

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 RKK TKU KKT KAB
チャンネル 29ch 26ch 30ch 31ch 21ch 17ch
リモコン
出力 各局とも 0.3W

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