送 信 塔 見て歩き
熊本県 ・ 中継局
匿名希望様提供の画像で紹介します。


熊本春日テレビ中継局  2013年9月、2017年10月撮影

熊本春日中継局は、熊本市西区春日の万日山(まんにちやま)にあります。JR熊本駅の西側にある標高130mほどの山です。
基幹局のある金峰山周辺は起伏があり、ふもとの一部地域では基幹局の電波が難視聴になるようで、南から東側にかけて、
いくつかの中継局が設置されています。当中継局もその一つです。

中継局の名称ですが、アナログではNHK・RKK・TKUの3社は頭に熊本がついていますが、KKTとKABは、単に「春日」としています。
デジタルでは、全局「熊本春日」と名乗っているようです。2010年8月にデジタル化されました。

撮影時点では、アナログ設備が残っているようです。今回は、遠景画像での紹介です。


左・アナログ、右・デジタルの各鉄塔です。

アナログ鉄塔を拡大しました。蔦でしょうか、絡まっています。

拡大しました。

ここで、アナログ中継局の説明です。

当中継局は、NHK−EとTKUがアナアナ変更の対象でチャンネルが変更されました。ちなみに、変更前の41ch(NHK−E)と47ch(TKU)は、
デジタル基幹局のNHK−GとRKKで使用されています。

以下は、アナアナ変更前の状況です。
局舎・鉄塔は全社共用です。送信アンテナはRKKとそれ以外の2グループです。どちらも形式は2L1段2面です。(上がRKK)

受信はNHK−Gが8素子八木、NHK−Eが5素子八木、RKKが8素子八木、UHF各局は、それぞれ個別の90CRで、全局熊本基幹局受けでした。

他サイトの画像を見ますと、素子むき出しの90CRが一部使われているようです。(TKUのものでしょうか。←未確認です)
アナログ終了時点の送信アンテナの組み合わせは、未確認です。(画像を見る限りでは古そうなので、そのまま使っていたのでしょうか。)

 


デジタルアンテナです。

デジタル受信は、リングアンテナのようです。

出力が0.05Wのミニサテ局ですので、送信はリングアンテナに格下げです。


匿名希望様より2017年10月撮影の画像が届きまた。ご覧ください。


アナログ設備は、撤去済みです。

 

送信アンテナを角度を変えて2枚。

 


機器です。

受信アンテナです。

 


付近から見た熊本市街地です。

 

中継局データ

アナログ NHK総合 NHK教育 RKK TKU KKT KAB
チャンネル 43ch 50ch 45ch 53ch 37ch 29ch
出力 各局とも 1W

アナログテレビ放送は2011年7月24日をもって終了しました。


デジタル NHK総合 NHK教育 RKK TKU KKT KAB
チャンネル 20ch 23ch 33ch 35ch 39ch 48ch
リモコン
出力 各局とも 0.05W

実質、減力の中継局です。


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